中国住宅価格、52都市で下落 開発大手の経営不振影響
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中国では、不動産の購入者が建物完成前に代金を前払するという点で日本と異なります。デベロッパーは、土地を取得し、開発に着手すると同時に、この事前販売で資金を回収し、そして建設費用に充てるというサイクルを回しています。つまり、販売が滞れば、建設が進まないため、代金を支払ったのにモノがもらえない、という現象が起こっています。
恒大集団や碧桂園など大手デベロッパーの経営不振が幅広く認識されるなかで、「今買っても完成できず受け取れないのではないか」という不安もあり、二の足を踏んでいる消費者も多いと思われます。かつての日本は土地の価格は上がり続けるという神話のような話を多くが信じ、不動産を買ってはそれを担保に次の不動産を買うってお金持ちが生まれ、そして神話崩壊と共に多くが損をした。それがバブル崩壊と次の長期デフレにつながった。
中国はその神話が長く続き、しかも不動産購入をする人が住宅が完成する前にカネを払うってスタイルで更に客も巻き込んでハイレバレッジをかけてきた感じなので規模が更に大きいイメージ。あと韓国もそこまではいかないがチョンセって仕組みが不動産オーナーだけでなく住人が融資する形で巻き込まれる点では似ている。