欧州中銀、10会合連続利上げ インフレ抑制、4.5%に
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注目のコメント
かつてないほど難しい局面に立っていますね。確かに利上げするならば9月がラストチャンスだったでしょうが、この上なく内需・外需環境が毀損する中、この判断も相当難渋したと思います。しかし、失業率は史上最低で張り付き、労働参加率もまぁまぁ高い。結構詰んでいる状況に見えますが・・・
ラガルド総裁の記者会見を途中まで聴きましたが、ポイントは3点ありました。
1、ユーロ圏のインフレ率は下がってきたが、依然として高過ぎるし長続きし過ぎている。
2、十分に景気抑制的な政策金利の水準が十分な期間、継続されれば、インフレ率は適切な期間内にECBの目標水準まで下がりそうな見通し(これは「利上げ終了」と「引き締め継続」の両方の宣言でしょうか)。
3、政策理事会では金利据え置きを主張する意見もあったが、多数意見(solid majority)は利上げを支持した。