【議論】「弱者男性」問題を無視してはいけない
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なぜ、今、貧困などで苦しむ男性に目を向ける必要があるのか。男性の苦境に関する議論は反フェミニズムに繋がりやすいこともあり、リチャード・リーヴス氏は慎重に議論を進めます。
データから見ると、男は強く逞しい、というような固定観念とのズレに気づけて興味深いです。ぜひご覧下さい。
日本の状況は、大学進学率にしても、男子の方が高いなどアメリカの状況とは異なっている点には要注意です(一部の女子が短大に進学するのも要因)。日本の男女平等の厳しい現状は以下にデータがまとまっています。
日本の男女共同参画に関するデータ
https://www.gender.go.jp/research/weekly_data/index.html男の子と女の子、両方を育てていますが、男の子の方が小さいときに病気が多く、暴れん坊で、女の子の方が健康で、また言葉の発達が早いために、やはり女の子の方が格段育てやすい印象がありました。サンプル1なので、全体の傾向とは言えないですが、生き物として、男の子の方が繊細な印象はあります。
なのでこの事実は、生き物としての違いなのかなという気はします。
考えるべきは、その違いの事実を生育環境や教育の現場でどう理解し、実践的な対処に活かしていくことでしょうか。この記事の重要なポイントは「男女の二元論から脱する」ということかと思います。
解像度を上げると「格差」というものには濃淡があることがわかります。
性別、所得、居住エリア、本人の性格や学習能力、社会的立場など様々な変数に左右されて格差は生まれます。
このセグメンテーションによる格差の大きな問題は、割を食ってる層がマイノリティであるほど声が小さく、またコミュニティを築きにくいために結託できないことです。
つまり格差の「認知」と「解決」の両ステップに課題を抱えていて、かなり深刻な問題なのではないかという気がしています。