食べないコメ「資源米」、新潟市で初収穫 プラ原料へ
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現在海外からの輸入に依存している原料を、国産化しようという動きに賛成です。
規格外米やパッケージが傷ついた米、精米してから数か月経過した米など、廃棄となってしまう米は日本に沢山ありますので、これらの活用を優先することが望ましいと思いますが、米を本格的にプラスチックの原料として量産化する場合、安定した原材料調達・大規模生産が必要ですので、今のうちから生産・収穫で経験を重ねていく必要があるように思います。
なお、以下の番組を見る限り、バイオマス使用率は10%のようです。バイオマス使用だからといって不遠慮に使ってしまうと石油由来原料も消費され、温室効果ガス排出に繋がってしまいます。(https://www.youtube.com/watch?v=sr471JebVsY)
バイオマスプラスチックとリサイクルプラスチック、どちらも用途開発が進んでいますが、リサイクルプラスチックは口に入るもの(食品包装や赤ちゃんのおもちゃなど)での活用が進まない傾向があります。こういったところでバイオマスプラスチックを活躍させ、リサイクルプラスチックをゴミ袋に活用すると言った方向で、リサイクルプラスチックとの住み分けも今後考えていく必要があると思います。本来であれば食用としてだろうがと、先人たちが残念がって、いってきそうだと思ってしまいましたが、
生分解可能なバイオマスプラ、経済に寄与、また耕作放棄地対策として考えればポジティブに捉えられるなと思いました。何よりまず言っておかないといけないことは。「こんなもん分解するわけないのでポイ捨ては絶対やめてください!」ということ。残念ながら「お米だけを原料にしてフィルムひく」なんて技術は世界中探したってありません。せいぜい「粉に引いてプラスチックのやつになんぼか混ぜ込む」くらいが関の山、です。
さらに「農産物のキロ単価は合成樹脂よりもまだまだ高い」という点を指摘しておきたいと思います。石油が上がったとはいえ、スーパーの特売で見かける、キロ400円、なんてのに比べると、石油製品なんて「まだ格安」です。
なるほどアメリカでは、とうもろこしから作ったバイオエタノールがガソリンに混入されて使われています。それは「そっちのが安い」からではなく、農家さんを支えるため、です。従い、この用途向けのとうもろこし、価格差を埋めるため「莫大な補助金」が投入されています。
この国でも同様な考えで「補助金入れて農家さんを助ける」というやり方はありなんですが、その対象が「コメ」ってのにはいささか疑問を感じます。