【週末に読む】現代人の「苦しみ」に仏教はどう答えるか
NewsPicks編集部
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「今週の1冊」のテーマは、仏教のロジカルな思想体系について。今回のインタビューでは、現代人の「生きにくさ」とその解決法を伺いました。ポスト資本主義など昨今耳にする話、そうでない話も含めて、明快にお話しいただき、頭の整理になりました。
一番印象に残っているのは「唯識」のお話。世界の存在は全て「自分の心」によって生じる──仏教の教えでは比較的有名なものですが、返す返すこの考え方がマスターできればかなり生きやすくなりそうだと感じます。日々精進していきたいものです。エンジェル投資家のNaval Ravikantさんの本読んでいると、仏教的思想に触れられている部分があり、面白いと思っていました。
物理的なモノも増え、細かな注意を奪っていくアテンションエコノミーが発達した時代だからこそ、昔から継がれている思想に立ち返ることで気づくことも多いです。今あなたが自分という存在を認識できるのは、他者があってこそ
この諸法無我の考え方ができれば、煩悩から脱し、
かつ我唯足知を意識できると思います。
また宗教や哲学といった近代軽視されてきたものが、心の豊かさやあり方に非常に関連してくると思います。その意味で、仏教や日本で言えば神道精神などを考え直すことは有意義であると思います。