ステーブルコイン、サトシ・ナカモトが夢見た世界担うか
日本経済新聞
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注目のコメント
記事にもコメントさせていただきましたが、ステーブルコインが信頼に足る決済手段として普及する為には、価格の安定性の裏付けとなる資産が、安全に存在している事を証明できることが重要です。
即ち、裏付け資産が安定性の高い資産であり、安全に保全されている事を、透明性を以て、開示できる状態でなければなりません。
より具体的には、
1. SCの発行額を十分カバーすることができるだけの安全資産が確保されていること
2. 当該安全資産が発行体の固有財産とは分別され、発行体から倒産隔離されていること
3. 上記1.2.が法的に担保されていることについて適切な監査が定期的に行われていることが特に重要です。
今後、各国がステーブルコインの発行・流通に関する規制を明確化する中で、裏付け資産をリスクの低いものに限定し、資産の保全をより厳格な方法で行う事を義務付ける流れが加速していくと考えられます。
電子決済手段等の規制下で発行され、法定通貨建てで、信頼性の高いステーブルコインは、暗号資産の延長線上にあるものとして捉えるのではなく、利便性が高まった新しい決済手段の一つとして捉える方が良いと思います。
ルールメイキングがなされ、枠組みができることで、金融機関が発行し、企業が決済手段として採用する流れは加速するでしょう。ステーブルコインは重要であるが、この記事のタイトルは変。現状のステーブルコインは、サトシが夢見た世界ではない。サトシの夢見たのは、ビットコインがステーブルになる世界ではないかと個人的には思う。