トム・ホーバスの「厳しい練習」は、日本人がやりがちな「根性練習」と何が違う? 日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が直面した日本の課題(Number Web)
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祝!バスケ男子日本代表パリ五輪出場決定!ということで、本日はトム・ホーバス監督の対談記事より。
「裏付けのある明確な指針の設定」「課題なき長時間トレーニングの排除」「適切なタイミングでの“悪魔”の解放」…どれもスポーツに限らず、ビジネス面においても非常に参考となる内容です。
課題なき長時間トレーニングに関しては、くしくもイチロー氏が高校野球の指導を行った際にも「長時間やることを前提にした練習は、選手が無意識に体力を温存してしまうので成果が出にくい」…と同様の発言をしていました。
今回の対談での「練習は予定された時間が来たら終わるのではなく、成果によって終わるタイミングを判断するべき」という発言、ビジネスシーンに置き換えてもハッとする人は多いのではないでしょうか。
とは言え長年刷り込まれてきた価値観を変えるのには時間がかかります。
私自身も未だに早く仕事が終わると「あれ、ホントに終わって大丈夫かな…」と不安を感じたりしますし、まだまだ改革途上といったところです。
「“悪魔”の解放」という言葉も凄くしっくりくる表現だな…と感じました。
(元々は原監督の表現だそうで、さすが名将です)
ここでいう“悪魔”とはネガティブな意味ではなく、日本人の中に眠るアグレッシブさ。
“自信を持つ”と聞くと常にイケイケでなければならないような気がしてきますが、日本人に向いているのはこの「適切なタイミングで“悪魔”を解放する」というやり方のように感じます。
たしかにアスリート以外も含め世界で活躍する日本人を見ると、そのタイプが多いような気がしますね。
昨日はB'zの35周年ライブに行ってきましたが、B'zのお二人もまさにこのタイプだと思います。
日本人としての気質を尊重しつつ、ちょっとした意識を変えることでそのポテンシャルを解放していく。
そのやり方は多くの指導者・管理職だけでなく、個々人が自らのマインド変革を行っていくうえでも非常に参考になると感じました。
この記事を読むと、今回の48年ぶりにW杯出場を自力で勝ち取ったという結果にも納得です。
改めて、バスケ男子日本代表の皆様、および関係者・ファンの皆様、おめでとうございます!!