【chocoZAP】キーマン直撃。爆走を支える「8つの戦略」
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ジムに通うのを3カ月さぼっている身からすると、チョコザップのすごいところは「人間の意思なんてそんなに強いものじゃない」ということを前提にしたうえで、ではどうすれば人は運動しようと思うのか……という部分を、単に「やせたい」というモチベーションとは違うところに見いだそうとしている点ではないかと思います。
運動でも勉強でも貯金でもなんでも、なるべく意思の力を使わないですめばそれに越したことはないですよね。その環境やしくみづくりのヒントも学べるように思いました。あげ足取りになりますが、この中で唯一本当の「戦略」と言っていいのは住宅街への集中出店（２）かなと思います。他は目標（１，５，６）だったり、かなりマネが可能であったり（３）、あるからなんか使えるのではとか（7，8）。前回のビデオを聞くとこの住宅街は駅前の賃料が高い⇒住宅街⇒初心者フォーカスといい感じに進化しているように見えます。
3000円というのは月２～３回で元が取れそうで継続率という面で非常にうまい価格設定と思います。ただ、「アメリカはご飯を食べる率が低いから、少なくとも日本の半分くらいにはあげよう」と言ってもそうならないのと同じように、普及率、継続率のハードルはなかなか高い気はします。継続率を上げるには「マイレージ」的なプログラムが有効ですが、「常連」だけでは元は取れなさそう。今後の展開が楽しみです。エニタイムフィットネスのヘビーユーザーとしては、今後日本のジム業界がどう変わるのかに興味があります。
エニタイムは既存の総合ジムの3割引きという価格設定で展開しましたが、チョコザップはさらにエニタイムから4割引きという水準。
エニタイムによって総合ジムは苦しくなったと思いますが、同じことが起こるのか。それともフィットネス人口そのものが拡大して共存共栄できるのか。
チョコザップと同程度の価格帯で、フリーウェイト中心の中級者以上をターゲットにしたジム・チェーンも増えているので、今後どうなっていくのか、素人目からは混沌としているように見えます。
