そごう・西武売却条件から見る実態
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注目のコメント
村上さんによる素晴らしいまとめ
改めて、そごう・西武の業績の長期低迷の状況、グループにおける位置づけの低さ、対しての土地の価値の大きさ、バリューアクトの主張の中身など理解に必要な要素がコンパクトに、専門的にまとまっておりこれを無料で読めるのは有り難いこの売却とストの問題、ずっと悶々としていたが、この記事(フォロワー限定ですが)で、だいぶすっきりした。
百貨店ビジネスの再建として最後の手段?として取られた2022年11月の売却公表から11カ月。最後は外部も巻き込んでストにまで発展して売却するが、その間、建設的な議論はできたのだろうか?
以下の記事によるとその期間損失は、約300億円。結局売却された後に残った人たちで再建計画が進められるが、その300億円はハンディキャップとなるかもしれなと、どこまで理解して反対していたのだろうかと。
せめと、「変わりたくない症候群」をもつ多くの昭和ビジネスパーソンにとっての他山と石となるといいな。。。
>実はこれに先立ち昨年11月11日に一度譲渡を公表しています。ステークホルダーと書かれているのは、従業員やルイ・ヴィトンなどの店舗をさすのでしょうが詳細は明記はされていません。いずれにせよ反対するステークホルダーの説得がそれ以降必要となり、9ヶ月の時間が経過したのだと思います。
ここで注目すべきは、その結果として300億円の評価額の減額が生じたことです。雇用の継続をより厳密に求めたことにより、当初想定していた合理化プランを見直す(=費用増加)ことによる企業価値への影響分が300億円ということになります。従業員や店舗といいったステークホルダーの利益を保全する結果、株主価値が300億円毀損したことになります。これはステークホルダー間の価値の移転が起きたことに他なりません。その金額が300億円なのです。