メンバーの「監視」をやめると業績が上がる理由
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注目のコメント
基本的にリスクアプローチ=重要性が高いところからチェックするというのは適切なのはその通り。
ただ、内部統制評価を生業にしている身からすれば
>経費精算も、上司は「この交通費が妥当か」と一つひとつ確認するより、大きな金額だけ確認すればほとんどの場合は十分だ。
これは一つひとつ確認した方が良いのです。
何故なら、経費積算は従業員自身の不正が起きるところが多いところ。例えば、領収書とクレジットカードの引き落とし明細の二つで、1件の立替精算をワザと重複してやる、みたいなことは起こり得る。
で、そういう不正が通ってしまうと、それが繰り返され、更に不正をした人が社内の中のいい人にレクチャーして、更に同じような不正をする人が出てくることが起こり得て、そうなると不正が横行する企業となり、不正をしない人たちも不貞腐れてくるので、企業風土自体が壊れる。
なので、リスクはゼロにはできないのだけど、不正が起きやすいところは金額的重要性が無くても一つひとつチェックすべき。
リスクアプローチにおける重要性は、金額的重要性だけでなく、質的重要性も勘案しますからね。日本の代表的な高株価の(投資家にとっての)優良企業は監視型。
多くの企業が模範ケースとして優良企業のマネをするので、日本のビジネスパーソンのモチベーションが先進国中、最低水準となっている。