今夏ドラマで独走の『VIVANT』、TBSはなぜ破格の制作費をつぎ込めた
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これは凄い良いニュースですよね。
TBSのドラマ「VIVANT」が従来の日本のテレビドラマではありえなかった1億円規模の制作費をつぎ込んだのは話題になっていましたが、ちゃんとその成果が視聴率にも再生数にも反映されているようです。
今後のポイントは、ビジネスモデル的に投資が回収できる形をTBSが確立できたのかどうかになると思います。
これまで日本のドラマの制作費が3000万程度で抑えられていたのは、ドラマの投資がドラマ放映中のCM収入を前提に作られていたからで、テレビCMの収益が下がっていくのが見込まれている中、あえてテレビドラマに投資を行っているのは、配信などの別の収益を見込んでいるからでしょう。
TBSは早期にNetflixにドラマ配信を決断したことでも有名ですが、VIVANTはNetflixには配信せず、TVerとParaviと提携したU-NEXTを重視する形になっています。
TVerからの収入はまだそれほど大きくないと考えられますので、U-NEXTと戦略的なモデルが組まれてるのかどうかが気になるところです。制作費の高いドラマといえばNHK大河ドラマ。
VIVANTも大河ドラマどうする家康も妻が見てるので隣で見ていますが、制作費だけではないものも感じます。
やはり主役クラスの役者の演技力も大きいと思います。
今回の大河ドラマの主役は薄っぺらく、物語に引き込む力がない。脇役は皆力強い演技で素晴らしいと思うのですが、主役の演技が・・・。
『制作費 × 主役演技力 × 脇役の演技力 × 脚本力』
の掛け算でドラマの魅力は決まる気がしました。
好評な「VIVANT」と不評な「どうする家康」を同クールで見ることで比較できた貴重なドラマ時期な気がします。