【大企業殺到】捨てられる野菜果物を、金に変える黒子企業
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農大卒業生として、フードロスを「テクノロジー」で解決するのがとても面白いと感じた。
フードロス削減が軸のビジネスは「仕組み」での解決を目指すものと「テクノロジー」でのものと2パターンあり、
フードロス削減のターゲットは生産、販売、消費の3パターンがある。
廃棄野菜の粉砕再利用は生産現場におけるテクノロジー解決だと思う。
他にも販売現場でのテクノロジー解決はリアルタイムでの購入データ管理&最適化のものだったり。
「仕組み」での解決は資本主義経済の中で経済合理性に欠けるものがほとんどなので、このような「テクノロジー」でのフードロス削減は本質的な課題解決になるものが多いのでとても良いこと。
そして卒業した農大でもこのようにビジネスライクに考えることが可能な研究も多いが、この子のように見せ方が上手くない。
正直ビジネスマンや投資家が「食品の粉砕加工による栄養素の変化について」などという論文をパッと見てもその先の応用の発想まで辿り着かないしそもそも論文なんて見ない。
もっとビジネスライクな視点や題名が必要。
注目のコメント
食品ロスを削減して食料として再資源化するという取り組みが本格化すれば
少なくとも当面は農業界では出荷量が削減されて大きなダメージを受けるでしょう。無駄な消費(車をどんどん買い替えるとか)こそが業界を活性化させるのは自明のことです。
現状においては廃棄野菜は廃棄して堆肥など土に還して再利用するのがベストだと思います。
一方で、世界的にみると人口増や気候変動などによる食料難の課題があって
この技術のように栄養素を保ったまま軽量、小サイズ化して長期保存が可能になれば、その課題に寄与できるかもしれないと思いました。食の安全保障の観点では重要な技術ではないかと思います。
ただおそらく製造過程でかなりのエネルギーを使うことになると思われるのでそのコストや、エネルギー消費に見合った栄養素の抽出、保管ができるのか気になるところです。知り合いの商社マンから「食品メーカーや小売大手から、引っ張りだこのスタートアップがある」と聞いて、さっそく取材してみました。これが、とてもおもしろかったので記事にしました。
この会社は、日本だけで年間200万トンもある廃棄野菜に目をつけて、そうした生野菜などをパウダーにする技術をもっているスタートアップです。ポイントは、その製造方法が従来と異なること。栄養素の80%ほどを残しながら、パウダー化することで、廃棄野菜を「新しい資源」としてアップサイクルします。
スペインのサンセバスチャンにある料理大学と、日本の団体が共催したピッチコンテンストでも注目され、まだラボフェースなのに大企業からたくさんの問い合わせや、プロジェクトの提案があるといいます。ちなみに同社の投資家には、オイシックスのファンドなどが含まれます。
とてもおもしろいので、ぜひご一読を!
(連動するポッドキャスト番組、グリーンインパクトもぜひ!)
https://open.spotify.com/show/0JmQdYyiQI1lx5euDyb2ba?si=2f34241e519b444aパウダーにした後の活用イメージは無限に沸きそうですが、恐らくこの事業の肝は「衛生的な回収の物流」。フードロス防止とは言え生ゴミ状態の不潔な状態のものを粉にされては、口に入るものとして不衛生なので、いかに衛生状態を守って運べるか。それには不揃い買取業者や食品卸が専用の回収箱で回収していくのが良いでしょうね。