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「スマホのバッテリー交換義務化」がユーザーにデメリットをもたらす理由

ITmedia Mobile
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  • Aqxis 代表

    欧州連合 EU が、2027年以降に EU 圏内で発売するバッテリー内蔵デバイスに対して、「バッテリーを簡単に交換できる設計の義務化」 を決めました。

    決定の狙いは、スマホなどのバッテリーの適切なリサイクルを促すことです。

    背景として、現在のスマホはユーザーが自分でバッテリーを交換することはできない設計になっています。以前のフィーチャーフォンの携帯電話では裏側からカバーを外せば簡単にバッテリーを取り替えることができました。

    今のスマホがバッテリー交換をできないつくりになっているのは、薄型化とバッテリーの大容量化、本体の頑丈さの向上を同時に実現するためです。確かにバッテリー交換はユーザーは自分でできませんが、一方でユーザーにはメリットがあるわけです。

    今回の EU の決定によって、2027年以降はバッテリーを取り外しやすい機種が主流になれば、分厚く電池のもちがわるいスマホを使うことになるかもしれません。

    社会の持続可能性と、個々のユーザーの利便性という2つは、基本的にはどちらかを犠牲にせざるを得ないトレードオフの関係です。しかし、2つを両立させる新しいアイデアや技術が生まれればブレイクスルーを起こすことができます。

    EU のトレンドは他国にも広がり、日本にもその波はやってくるのか。4年後のモバイル端末はどのようになっているのかは興味深いです。


注目のコメント

  • 保険会社(フランス) Data engineer team leader・道産子

    「仮にも物理的に裏ぶたを開けられる設計とすれば、ガラス素材を使った高級感のある外観設計もできなくなり、側面からスライドさせる形態としても防水設計などには制約が」

    この辺りの記述を見ても今回のEU規制が求めるところの「バッテリー交換可能」の定義を全く調べていないのは明らかで、結果として3ページ丸ごと要点のまとまらない的外れな記事。

    ちゃんと欧州議会の公開資料を引用して、かつ新製品の分解で有名なiFixitにも取材したまともな記事はこちら。

    Making sense of the EU’s fight for user-replaceable smartphone batteries
    https://www.theverge.com/2023/6/24/23771064/european-union-battery-regulation-ecodesign-user-replacable-batteries

    特殊ではない市販の工具を用いて交換可能な場合は「エンドユーザによる交換可能」となるそうで、接着剤を剥がすのにヒートガン等が必要な場合は明示的にアウト。

    上記の記事では「こんなのじゃないかな~」という例としてNokiaのG22というスマホを挙げています。iFixitによるバッテリー交換手順は以下。

    https://www.ifixit.com/Guide/Nokia+G22+Battery+Replacement/157502

    ITmediaの記事ではバッテリー交換可能なスマホは滅茶苦茶ニッチな製品のような書き方ですが、NokiaのG22自体はごく一般的な今時の格安スマホです。

    個人的な感想としては今回のEUの規制はユーザビリティに極端な影響を与えるような制約をスマホに与えるものでは無いと思います。むしろスマホ業界全体が分解しやすい設計に進むことはリサイクルや分別にも良い影響を与えるのではないでしょうか。


  • badge
    富士通株式会社 シニアエバンジェリスト 最新著書「20分で誰でもわかるサイバーセキュリティ超入門」

    スマホの本体薄型化に伴い、バッテリーは交換できないことが当たり前になりました。
    内部構造を考えても交換型にすると今の厚みをキープすることは難しいですし、充電系の回路も昔ほど簡単なものではなくなってきていますので、交換に伴うメリットはそれほどないかもしれません。
    また、スマホ本体のOSサポートなどを考えても、3〜4年以下でなければセキュリティ上でも不安があります。
    3〜4年ごとに本体ごと交換することが理想なのかもしれません。

    また、最近のOSは中のデータを含め、移行が簡単に行えるような仕組みも入っています。
    古い機種から乗り換える手間から古い機種を継続して使いたい。という部分に関しては技術的に解決しています。

    「本体そのものの愛着」以外はバッテリー交換式になるメリットはほぼないのかもしれません。


  • 会社員 機械&計算力学エンジニア,農家の長男

    この規制、どの程度「簡単」さを求めている話なんでしょうか? もう少し詳しいことが知りたいですね。

    例えばtorqueやフィーチャーフォンみたにユーザが日常的にバッテリー交換を可能にする、と言うお話しならば記事の通りだと思います。
    ですが、ある程度の設計上での考慮を義務として、標準的な手順の提供や、記事中でも紹介されているようなリペアキットの提供を義務にする、と言う話だというのもどこかで聞いたのですが。
    こうすることで、ちょっと詳しい人や、町の電気屋さんが安定的に修理できる様にしたいと言うお話しでした。これだったらアリではないでしょうか。少なくともiPhoneやPixelはじめ、メジャーな機種については、もうだいぶそうなっている気はします。

    この話はどこまでを指すのでしょうか?
    ちょっと詳しいことを追ってみたいです。


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