「叱らないと、人は育たない」は本当か?驚く結論
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「自分で考え、自分の足で立ち、自分の主張をできる自律的人材を育成するためには『叱る』はまったく妥当な方法とは言えないのです。」
「ただ、ほめてばかりでも人は育ちません。悪いところはしっかりと指摘し、改めてもらわなければならないわけですが、わざわざ『叱る=「相手にムチを打つ、傷つける』必要はないのです」
私も全く同意見なのですが、世間には「叱られる」ことに快感を感じる人種が一部いる。「古典的な体育会系の思考停止型」な方々。厳しい言い方をすれば、メンタルは強いが頭が弱い方。
彼ら、彼女らは「自分は叱られて育った」と信じているので、部下にも同じことをやる。自分が特殊な人間だと認識していないからです。
この手の方々は、上司には完全服従の「ヒラメ型」ですから、結構出世したりする。これが「パワハラの連鎖」を生むのです。
部下を厳しく叱るのであれば、間違っている上司にも噛みつくぐらい度胸があればいいです。それなら部下も着いてきます。ただし私はそんな人を見たことがありません。
本当に叱るべきは、(部下、上司に関わらず)人間として間違ったことをした時だと思う。当院でも最近退職していったスタッフ達が皆んな、「自分は褒められて伸びるタイプなんです」と口を揃えて言っていたのを思い出しました。経営者、上司側だって褒めたいんですが、褒める部分がない時は皆さんどうしてるんでしょう。。
本当に有能な経営者は褒められる部分を見つけるのはも上手いのだと思います。業務に関係ない部分で褒める部分があっても、入ったばかりの新人さんに業務に関係する部分で褒めるのは、かなりの至難の業です。
叱らずに(ハラスメントにならずに)、部下の直してほしい部分を伝えることを日々、世の中の管理職以上の方々は実践されているでしょう。お疲れ様です。伝え方で効果が全く違うのは、とても共感します。さらに、相手がどれだけreadiness (心の準備)ができているか見極めるのは、もっと大事だと日々思います。
フィードバックやコーチングをする際は、よく「相手がreadinessか?」という話になります。潜在意識的にも耳を傾けるreadinessがあれば、相手に響きますが、閉じている場合はまだ時期早々で伝わらないケースもしばしば。
伝える相手がどういう状況なのかを見極め、判断していくことは、経験でスキルを積み重ねるしかないのですが、大事な要素ですね。