【読書】実は間違っていた「人間関係の4つの常識」
コメント
注目のコメント
心理学者のアドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と喝破したそうですが、たしかに人間関係は人生の中で悩みを多く生むものであります。
そうではありますが、その人間関係をどう扱えばいいかは正解がありませんし、常識と呼ばれる考え方、アプローチが実は間違っているという可能性も大いにあります。
今回取り上げられた本の著者、エリック・バーカーは、脚本家としてディズニーなどハリウッドの映画作品に関わった経歴があり、その後、ウォール・ストリート・ジャーナルなどに寄稿する人気のブロガーで、『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』も彼のベストセラーです。
今回の記事において、
・「結婚は健康や幸福を保証してくれるものではなく、ギャンブルにすぎないと言っていいだろう」
・「孤独とは、一人でいることではなく、意味のあるつながりを感じられないことなのだ」
・「こうした研究では、友だちの数より質のほうが重要だと結論づけられている」
などの主張を見ると、結婚であれ、友人関係であれ、質の重要性やそれに対する主観的な評価・意義づけが重要ということがわかります。
人生に焦ったり、毎日の忙しさに振り回されていると、どうしても「数で勝負」といった短期的な思考に陥りがちですが、著者の主張するように、人間関係における幸福度は質が与える影響が大きいのであれば、人間関係を築いていく際に思慮深くなり、丁寧に扱い、そして関係自体に感謝する気持ちは大事なのかもしれません。今回の10分読書は、不都合な人間の真実についてです。
"結婚は「愛」ではなく「経済」との関係が強いものだった。"
結婚とM&Aは似ていると言われますが、これを踏まえると、経済との関係が強いものだったというイメージしやすいかなと思いました。
会社の文化の一致、経営基盤力、事業計画づくり等、近い部分も多数。
「結婚とは」について、改めて考える機会ができました。
▼M&Aと結婚の共通点。お互いの尊重とほどよい距離感が円満の秘訣 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
https://forbesjapan.com/articles/detail/52172幸せの要素の一つは、「人とのつながり」とよく言われように、人とのつながりは凄いパワーを持っているなと共感します。
同時に、相手に対する印象が良くない場合、自覚している以上にボディランゲージにでてしまい、「確証バイアス」で相手にも伝わるというのも、自身の過去の失敗を振り返りながらとても納得します。大半の場合、関係性が良くないと自分が感じている場合は、そういうオーラを出してしまっているので、相手も同様に感じているケースが多く、関係性を作っているのは50/50だなとつくづく思います。
人とのつながりを良くするのも、手こずらせるのも、まずは自分がどう動くかが大事ですね。目に見えない「人のつながり」は、時にはやっかいでもあり、大きな可能性も秘めていますね。