安倍派、塩谷新体制は乱闘の幕開けか 総裁候補争いも
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注目のコメント
「集団指導体制」といっても、総裁選に立候補者を出すなら、その立候補者が派閥のトップですね。
総裁選に立候補者を出せないなら、自民党最大派閥の意義があまりなくなりますね。
竹下派が統率を失ってグダグダになっていった過程と似ています。自民党の強さは党内に様々な考えを持った集団が存在していることである。民族右派と言われる右寄りの人から、かなりリベラルな人まで幅が広い。
安倍派は「清和会」の通称。「安倍派」の前は「細川派」。保守本流と呼ばれる「宏池会(岸田派)」や「平成研(茂木派)」に対して長らく傍流的な扱いを受けてきました。
清話会の創設者は福田赳夫元首相であるが、戦後に吉田茂の路線に反対して「自主憲法制定、再軍備」を主張したタカ派的な集団が起源にある。安倍さんの祖父である岸元首相もその一員。小泉元首相も清和会だが「派閥政治を壊す」と言ったので異端児です。
一方、吉田茂の弟子である池田勇人元首相がつくった宏池会は「経済優先、軽軍備」のハト派と呼ばれます。
長らく傍流であった清和会を党内最大派閥にしたのは安倍元首相であるが、今の清和会は「安倍さん人気」にあやかって集まった方々も多い。その意味では安倍さんが亡くなって混乱するのは当然でしょう。
ちなみに、安倍さんが可愛がっていた高市さんも清和会に所属していたが、2011年に派閥の会長であった町村信孝氏が総裁選に出馬した際に応援を拒否して退会。清和会には今でも高市氏を嫌う人が多い。安倍元首相が亡くなった今、無派閥で首相を狙うのは難しいだろう。