縮まるサービス格差 JAL・ANAが「上級ラウンジ」を一般開放しつつあるワケ
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最近、日本の航空会社でマイレージを貯めるのは止めました。
スターアライアンスはシンガポール航空、スカイチームは大韓航空で貯めることにしました。
アジア地域での日本以外での移動に使うのであれば、シンガポール航空の方が断然便利だからです。
ラウンジを使いたいほどの長距離フライトならば、自腹でビジネスクラスを購入出来れば、ラウンジは普通に使えます。無駄に高い日系航空会社をまめまめしく使うのが、バカらしく感じての方針変更です。おお、知りませんでした。確かに先日ニューヨーク出張で羽田空港のラウンジ使った際、混んでいるなぁと感じましたが、コロナが収束したことが原因だと思いこんでいました。
それでも不便と感じるほど混んでいなかったので、特に気になりませんでしたね。来月もロンドン出張で羽田のラウンジを利用予定なので、混み具合が楽しみです。総論ではおおむねこの考察の通りと見受けました。
今までは「お得意様」限定のサービスとしてラウンジを提供していましたが、例えばコロナ禍で「お得意様」基準を失ってしまう人も続出しました(もちろん一定の救済措置はしているのですが、これを機にという人も多かったようです)。「お得意様」になるために、一日に何回も飛行機に乗る「修行僧」という言葉もありますが、今後も修行僧を含む、限られた「お得意様」のためにラウンジを運営するべきであるのか、という議論となります。
ラウンジの環境などの利点が本質的に損なわれない範囲で、有償でお得意様以外の人も入れられるようにして、ラウンジをただの設備としてだけではなく、「稼げる設備」としたいというのが本当のところと見受けられます。
また、「お得意様」ステータスの達成条件についても、ただ飛行機に乗るだけではなく、日常的なカード利用やネット通販なども含めたポイント(マイル)で見ていくというのも、今まで「陸(おか)マイラー」と呼ばれていた客層を新たに「お得意様」として取り扱うということになります。例えばJALが経営破綻した時にも、顧客が貯めたマイルについては優先的に債権保護され、そうした「お得意様」を抱えていることがある意味で会社の資産としても見なされていた経緯もあり、航空会社が自らの強みとしてポイントを中心とした経済圏を作ろうとするのは、航空事業だけでない経営の多角化の一環としてとらえるべきでしょう。
そもそもこうした経済圏を作ろうとしているのはLCCのエアアジアで、東南アジアでは地上のモビリティサービスや宅配など多様な事業に手を出しています。LCCといえども、こうした事業の多角化に取り組んでいるのが航空業界のトレンドです。