NHK人事制度改革、「失敗」で異例の大幅修正へ 局内から不満噴出
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会長につく人が、ザ•日本型組織の出身者なのに、組織改革なんて出来るはずがない。
本当に組織改革をしたいなら、もっと新興企業の出身者などをトップにおくべきだと思うんですが...
まぁ、組織が組織だけに当分無理でしょうね。NHK内部の評判はかなり悪いとは聞いていましたが、土台からちゃぶ台返しは異例です。驚きました。前会長が多額のお金を払ったコンサルとともに進めた改革は、組織にまったく浸透していなかったということでしょう。前会長の改革を根底からびっくり返したのは、新会長の英断か、それとも守旧派の巻き返しに呑み込まれたのか、見方によって判断は分かれるかも知れません。ただ、大きな改革は組織に求心力がある時にしかできません。人材不足の中で「それなら辞める」とみんなが言い出せば組織は崩壊します。例えば、官僚組織も今は求心力を失っており「辞めないで」という人事戦略しか取れません。NHKも同じなのだと思いました。
不詳ですが、みずほ銀で辣腕を振るった前田前会長が進めようとした「組織縦割り打破」「年功序列の緩和」改革に、専門性を自負する職員達が猛反発して一矢巻き返したというところでしょうか。
日銀出身の稲葉現会長もそもそも改革見直しを受容するスタンスでした。また報道各社の記事も明日は我が身と構えている様にも感じられます。
改革守旧派の局内政争と言ってしまえばそうですが、ただでさえ批判の多いNHKはこれで本当に変われるのでしょうか。
文芸春秋(2022)
https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h3526