【読書】短時間で成果を上げる「すぐやらない仕事術」
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コロナ禍における厚生労働省の仕事量はかつてないほど多く、ここに書いてある事はいつの間にか実践しており、言語化してくれたような印象です。
こういったノウハウの中でも一番大事だと感じているのは、仕事の道筋が見えるかどうかだと感じています。一つ一つの仕事の重さや重要性を把握して、どれくらいの時間で、どの行程を経れば終らせられるのかを、ザックリと想定できる事で、その仕事は自分の範疇の仕事になります。全く先が読めない仕事ばかりになると、精神的にもキツくなって来ます。
自分がこなせる仕事量を把握し、自分の抱えている仕事量を把握し、無理な仕事を引き受けないように調整することが重要です。最も大事な事は、仕事を引き受けない事ではなく、自分としては、これ以上仕事を引き受けるのは難しいということを把握していて、伝えられる事です。
それぞれの仕事がどれくらいの仕事で、今引き受けると終わるのはいつ頃になるという事まで説明できれば、上司も他に仕事を振るという判断ができます。
全て引き受けて潰れるまで頑張り続けるという働き方はやめましょう。PDCA始める前に、プライオリティ付けのPも大事だと痛感します。特に上司という立場になりたての頃は、全て自分でハンドルできた状況から一変し、責任範囲とタスクが激増して、全て中途半端になりがちです。初めて部下ができた駆け出しの頃、まさしくこのパターンに陥って、当時の上司にフィードバックされ、ハッと気づいたものです。
日々プライオリティ順を見直し、どのタスクから手をつけるか、どう順序を変えていくか見直しはとても大事。そして、プライオリティ順を上司とすり合わせて、交渉することも必須です。
さらに70%の仕事で良いタスクが多いという点も共感しますが、70%になることを事前に上司の期待値をマネージすることがさらに大事ですね。
そして、上司が70%と期待していた仕事を1%でも良いので、上乗せして71%を目指すことも、「期待値を上回る」という意味で大切です。経験を積み重ねても、仕事は日々学びですね。CPDCAとかGPDCAとか、PDCAの亜種は定期的に生まれますよね…
それはさておき、"作業に入る前に思考する"は本当に大切な習慣だと思います。PC開いているだけで仕事した気分になれるこの時代において、"作業"と"思考"をごちゃ混ぜにしている人は多いですよね。行動することで見えることも多いので、"行動する前に考えろ"とまでは言いませんが、短時間で高いパフォーマンスを出すには少なくとも"作業"と"思考"は切り分けたほうが良いでしょう。