ビッグモーター不正、損保ジャパンに三つの疑問…出向者の役割・査定簡略化・事故車紹介の再開
読売新聞
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ビッグモーターを育てたのは、間違いなく損保ジャパンです。その支援のあり方に問題はなかったのか。ここが問われています。
資本を出し、人を出し、事故修理の「協定」を簡略化する。ここまで支援したのはなぜか。一般的に考えれば、そうすることで自社の利益になると考えたからでしょう。
ビッグモーターの不正に目をつぶっていたのではないか。ここをしっかり精査してもらわなければなりません。
私は過去に何度も損保ジャパンに対して、「片目をつぶっていたのではないか?」と指摘しましたが、その度に広報部は「そんなことはない」と反論して来ました。その話が本当か嘘か、間も無くはっきりするでしょう。「不正がある」と感じた時の金融庁の破壊力にかなうものはありません。金融監督庁だった頃のDNAが覚醒する、といってもよいかも知れません。一旦スイッチが入った彼らは誰にも止められないので、これから色々なことが詳らかになるはずです。マンパワーを含めて金融庁ほどの調査能力のない他省庁は、その結果が出てくるのを待っているかも知れません。
僕は保険会社在籍時に取引関係のある事業会社に出向していた経験があるのですが、保険の専門知識を生かし、それこそ個別案件レベルで事業会社内の業務に関わっていました。たとえ不正はなかった場合でも、単純な計算ミスや基準の解釈ミスぐらいならすぐに分かる立場でした。
ビッグモーターへの出向者がどうだったのかは当事者に聞いてみないとわかりませんが、ビッグモーターほどの生産性追及が厳しい会社なら、たとえ親密先からの出向者といえども、お客さん扱いやお飾りにはしないでしょう。