自動運転車は「動くリビング」!車内清掃がビッグビジネスに
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CES2023で初めて実機が展示されたトヨタ紡織の「MX221」や「MOOX」がこの需要を満たしますね。基本的には走り続けることが前提なので、極力車両を退避させず車内のシステムで記事のような課題を解決しようとしています。
例えば、車内清掃。天井から深紫外線を照射し内装材を除菌、食事による匂い/悪臭はHVAC(空調)システムで脱臭、致命的な汚れがついた際は下の基板が簡単に入れ替えできるようになっており一時退避ができます。
また、車椅子利用者専用の自動運転車も併せて走らせており、需要に応じて呼び寄せることができるようになるそうです。これまた基板だけ変えれば通常車が車椅子専用車に早変わりします。
そして、エンタメについても車内の大型ディスプレイで様々なコンテンツを見ることができます。
こちらの公式サイトからぜひコンセプトムービーを見ていただきたいです。端っこに展示があったゆえに、見つけられない参加者もいたと思いますが、個人的に本当に実現が楽しみなプロダクトです。
https://tech.toyota-boshoku.com/ces2023/自動運転・・・参考にすべきはアメリカと中国の先行している実例をもとに新たなビジネスモデルを考えてみるのも良いかもしれません。
完全無人の自動運転車が走り始めてます。乗車する御客様は何を望んでいるのか。周囲から見た時、どう見えているのか、何に注目されているのか。
いろいろなヒントが実例であれば具現化してきます。どなたかったか忘れましたが、大きな時代の潮流や改革に対して、自分たちが手持ちのカートでどう言う事ができるだろうか?と考えるのを「風桶屋思考」と名付けていたのを聞いたことがあります。
ことわざの「風が吹けば桶屋が儲かる」から来ている奴ですね。例えば空飛ぶクルマなどeVTOLやドローンが出てくるなら、きっとパラシュートの需要が伸びるはず!と言うのをその例に挙げていらっしゃいました。
私は機械系シミュレーション屋が今のメインスキルですが、色々なものが車載されるようになると、車載装置の輸送振動に対するシミュレーションが増えそうだとか、その時には防振装置(アイソレータなど)の需要が高まりそうだとか、そんなことを思いました。
簡易な設定で車載振動を模擬して、故障予測が出来るシミュレータが今よりももっと色々な会社で使われるようになるかもしれません。