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増える図書館、活性化の核に 高知の施設は100万人集客 - 日本経済新聞

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    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    いい動きだし、時代の必然でもありますね。

    図書館はむかしからある書籍のシェア施設。本が稀少だった時には民間でも貸本業が成立してましたが、コモディティ化すると好況が非営利の形でアクセスの量を維持する形に移行してきました。最近ではカフェや集会、創作活動などの機能を併せ持つ複合施設として、地域のコミュニティ核施設として計画されることが多くなってきました。建築家がかかわり、特色ある施設として地域のシンボルもしくはプライドを担う役割をうまく備えた成功例も多くなってきています。

    一方ITインフラが社会基盤化することで、これまで商業化が難しかったニッチの需要と供給が、低いコストで十分な供給量としてつながる技術的環境ができてきています。その結果、公共でなければ実装が難しかったような多様なアイテムやサービスが、シェアという形で社会実装されるケースが急速に広がっています。Airbnbは居住の、Uberは車移動の、WeWorkはオフィスのシェアビジネスで、その他多様な領域で、ニッチなニーズを接続するシェアサービスが広がっています。

    同時に新しい環境ならではの、民間では拾えないけれど公共なら担える、これまででは難しかったシェアの領域もその周辺に広がります。これらを担うのが、次世代の図書館になっていきます。その意味ではかならずしも物理的な場所が不要なサービスの基点という役割も担うことになっていきますし、物流のシェア拠点としての一時保管やピックアップなどにも対応する機能は今後求められるようになるでしょう。個人では所有や保持が難しい機材などのシェアも、図書館のような規模と場所を持つからこそ担えるし、ニーズの規模との相関性も重要です。その意味では、公共の図書館という施設は相応に民間サービスとの相乗りを志向し始めるはずですし、より小さな近隣スケールでは、逆に現行の民間拠点施設として機能しているコンビニが、プチ図書館のサービスも代行するような流れにもなっていくでしょう。

    図書館とコンビニの機能のシームレス化とネットワーク化、公と民のグラデーション化、それぞれの運営とコンテンツのシームレス化など、この領域は次世代のスマートシティ実装を考える上で、非常に重要な既存インフラです。そうなると、図書館とコンビニという名称自体、再考する必要が早晩でてくるでしょうね。


注目のコメント

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    C+E建築設計事務所 代表

    興味深い記事でした。
    図書館を地域活性の核にというのは、本当に同意です。

    私個人は、図書館よりも書店利用が多いのですが、現在子どもたちが月に数回図書館に通っています。
    最近では、色々と批判されることが多い図書館建築。
    ただ、図書館のもつ役割自体が、一部では以前とは変わってきているようにも感じています。
    代表的な建築としては、平田晃久さん設計の太田市美術館・図書館など。
    恥ずかしながらまだ行けていないので、建築系雑誌の受け売りです(汗

    私が住んでいる区でも、駅前再開発に伴い行政機能が移転予定です。
    図書館移転も含まれているのですが、移転に関するワークショップに参加しました。
    その時にもコミュニティの中心となる例などを挙げ、現在のアクセスが悪い場所から、急行が止まる駅中に移転することによる相乗効果などを話してきました。
    図書館は今までのインプットの場と共に、地域情報や特色などのアウトプットが可能な場として、広く発信できる場になっていると思う。


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