半導体開発のイノベーションの鍵を握る、半導体製造装置「静電チャック」とは
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大学時代から一貫して材料開発に携わって20年以上が過ぎました。
今日では「半導体」という言葉が毎日のようにニュースを騒がせているためか、漠然と半導体が何者で、何に使われているのか、が浸透してきており、非常に嬉しく思います。
そんな中、日本の強みである半導体製造装置、さらにそこに使われる部品に着目した(マニアックな)特集が組まれることは半導体に興味を持ってくださる方々の裾野が広がるため、非常に意義があると思います。
記事にも記載がある通り、日本特殊陶業さんは微細なセラミックを扱わせたらピカイチの技術力を持つ企業です。
実は日本は昔からセラミック工業が盛んで、昔は「陶磁器産業」と言われていました。
陶磁器は酸化物の粉を焼き固める(焼結と言います)ことで形作られます。
この時、体積が数%収縮するため、ヒビ割れや反りなどを抑制した製造プロセスを作るのに多くのノウハウを必要とする産業です。
我々の身の回りにある陶磁器製品としては、「お皿」や「便器」が代表格です。
普段何気なく使っているこれらの製品も、先人たちの多くのノウハウの上に成り立っている製品であることに想いを馳せると、また違った味わいがあるのではないでしょうか。
実は驚くなかれ、お皿で有名なノリタケカンパニーさんや便器で有名なTOTOさんも、今回記事で取り上げられている日本特殊陶業さんと同じ源流を持つ企業だったりします。
意外なところで企業がつながっていることを知ると、益々興味が湧いてくるのではないでしょうか?
第3回も楽しみにしたいと思います。
【参考】森村グループ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/森村グループ
森村グループの生い立ち(日本特殊陶業HPより)
https://www.ngkntk.co.jp/corporate/history/morimura.html
(実はグループ会社が全て森村グループの生い立ちページを持っています)“技術者“たちの最先端のイノベーションと、その裏側のストーリーにフォーカスするNiterra Files、第2回です!
今回は、NewsPicksでも幾度となく取り上げている「半導体」がテーマです。
前回も電池の「中の素材」の開発というニッチな領域に迫っていきましたが、今回も半導体の製造に欠かせない「装置」の開発の裏側に迫ります。
半導体市場や参入している企業の名前などは、NewsPicksや他ニュースを見ていればおおよそご存知の方も、製造工程の中において重要な装置や素材まで、深ぼって理解している方はそこまで多くないのでは?と思います(が、知らないのが私だけでしたらごめんなさい)し、
改めて「半導体」ってなんだっけ?という方にもわかりやすいように、基礎知識のおさらいから、開発の裏側まで、再現VTRなども交えながら、お届けしますので、是非ご覧ください。