大ヒットが生まれない最大の理由は? バラバラに動く人たちへのアプローチ
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注目のコメント
成熟したマーケティング時代に
大ヒットを打とうとする事自体がナンセンスなのかもしれません。。
狙ってフルスイングした施策は大体空振りなんですよね。。
大事なのは金魚すくいという表現でも良いと思いますが、
「セグメンテーション」と「熱量」なんじゃないかなと思います。「多様化が進んだ」ということはもう40年以上前から言われ続けていて、今に始まった話ではありません。私が社会人になりたての頃、「さよなら大衆」とか「分衆の時代」とか言われ、嗜好の細分化を表した「タコつぼ消費」なんて言葉もありました。それから30年以上も経過して「多様化」の質がどう変化したのかを考えるべきではないでしょうか。
私の感覚では、「年代間の差異」は小さくなった半面、「同世代内の差異」は大きくなった気がします。
<世代間の差違は縮小>
かつては「流行」といえば若者の専売特許という感じでしたが、最近は割と幅広い年代に流行が伝播します。鬼滅の刃などがその典型でしょう。昔は若者に人気のアニメを40代、50代も見るなどありませんでした。
また、所謂「オタク」は10代から60代まで幅広く存在しています。
「Z世代は違う」と言われますが、我々の世代(新人類)が登場した際の世代間ギャップに較べると「微差」程度でしかありません。私が入社した当時の上司は戦争経験者でしたから。
<同世代内の差異は拡大>
これはネットを中心とした情報の接種方法の変化が原因でしょう。特にSNSの特性である「エコーチェンバー」により、同じ指向を持つ人たちが小部屋的に集まり、分断されることが一因のように思います。
何をもって「大ヒット」と呼ぶかは難しいですが、「今後は大ヒットは出ない」と断じることは間違っていると思います。
1960年代の3種の神器(冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ)、1970年代の3C(自動車、クーラー、カラーテレビ)のようにみんなが欲しがるものはなかなか出てこないとは思いますが、実際には数パーセントの人が購入すれば大ヒットです。その程度のものは今後も必ず出てきますし、マーケターはそれを諦めたら終わりです。>企業としては、ホームランを狙うのではなく、シングルヒットで繋ぐ戦略を採るべきです。
もはや、流行語や流行りという概念が生まれにくくなっているのですね。とはいえ、YOASOBIのアイドルなど劇的に売れているコンテンツもあるわけで、如何に商品形態に依存するかもありそうです。
意外と看板広告の方が同じ集客でコストも低かったりするので、商品の種類に応じて販売形態を最適化するしかないんですかね。衛星データを活用した広告最適化の事例もありますが、中小企業や個人事業主からするとしんどい状況ですね。。。
https://fusic.co.jp/news/692