ユニクロとしまむら、なぜ明暗が分かれたか | 企業戦略 | 東洋経済オンライン
コメント
注目のコメント
違うのでは?
記載内容よりも大きな要因は海外事業であると思います。実際直近の数字は確認していませんが、ユニクロも国内事業は低迷しており、それを海外事業の進捗でカバーしている状況と理解しています。そこへの言及がないのでミスリーディングかと。
(追記)
梅田さんが数字を記載されていたので私も軽く見てみました。
http://www.fastretailing.com/jp/ir/financial/segment_5yrs.html
やはり国内ユニクロ事業の営業利益は過去3年では伸びなおしているのですが5年を見るとそこまで伸びている印象が薄く、逆に海外ユニクロ事業とグローバルブランド事業が売上と利益共に大幅に伸びているのでそれを差に感じています。
http://www.shimamura.gr.jp/finance/results/
しまむらと比較すると、しまむらグループで5000億円、ユニクロの海外事業が6600億円なので、もうユニクロの海外事業のほうがしまむら全体より大きいですね。記事と離れるが、同じように輸入比率が高い中で高品質に切り替えたニトリはすごいと思ってる。すでにオペレーションが確立してる中で切り替えることがまず難しく、加えて顧客が持ってる元のイメージから変化させても離反していないというのもすごいこと。景気のダウンサイクルで勝ってきた企業が、アップサイクルに対応するのは本来とても大変なこと。
しまむらは売上自体は伸びているものの、2015年2月期は、コンセンサス予想では会社予想に届かないと見られており、上場来初の2期連続の減益になる見込み。琴坂先生の指摘があったのでユニクロの国内売上の数字も並べてみましたが、明暗とまで行かないまでもやはりユニクロの方が力強さがありますね。何よりユニクロの国内既存店売上が、しまむらを上回っているのがそれを一番表している気がします。
しまむら(連結業績)
2013/2 売上492,097 営業利益45,555(9.3%)
2014/2 売上502,901 営業利益41,868(8.3%)
2015/2 売上528,000 営業利益45,700(8.7%)→会社予想
2015/2 売上513,480 営業利益38,979(7.6%)→コンセンサス予想
ユニクロ(国内セグメント業績)
2012/8 売上620,063 営業利益102,347(16.5%)
2013/8 売上683,314 営業利益96,852(14.2%)
2014/8 売上715,643 営業利益106,304(14.9%)
しまむら(既存店売上高)
2014年3~8月 前年同期比0.9%減
2014年9~2月 前年同期比0%
ユニクロ(国内既存店売上高)
2014年3~8月 前年同期比1.9%増
2014年9~2月 前年同期比8.4%増