米国債を最上級から格下げ 「財政悪化を考慮」―フィッチ
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現行のバーゼル規制において、自国通貨建ての国債は、格付にかかわらず、信
用リスクはゼロにすることができる、とあり、アメリカの投資家にとって、本件の影響はありません。次に、海外の投資家の場合も、心理的な面を除けば、AAA(トリプルA)とAA(ダブルA)の債券や債権において、リスク掛け目は変わりません。米国債の圧倒的な市場規模、流動性に照らし、短期的な影響はほぼ皆無と言え、落ち着きを取り戻すと考えられます。一方、コロナ、SVB破綻対応などを経て、リスクの所在がやがて国の財政に向かう経路は、2010年代のユーロ圏債務危機で目の当たりにしました。今後とも米国の拡張財政が続き、仮にA(シングルA)に格下げされるようなことがあれば、その時の衝撃は凄まじいものとなります。リスク掛け目が変わるからです。そこまでまだあと3ノッチもあり、相当な距離がありますが、来年の大統領選で仮にトランプが再選され、財政大盤振る舞いをするとき、また米国の財政問題が浮上するかも知れません。東京時間07:10現在
ダウ平均先物SEP 23月限 35578.00(-182.00 -0.50%)
S&P500先物SEP 23月限 4572.50(-28.75 -0.62%)
NASDAQ100先物SEP 23月限 15694.00(-123.25 -0.78%)
米株先物は急落、格付け会社フィッチによる米国格下げが懸念されています。
フィッチは、今後3年に予想される財政悪化や増大する一般政府債務負担を理由にあげています。
イエレン米財務長官はフィッチの決定を強く批判しています。2011年にS&Pが格下げしたときは、衝撃が走ったことを記憶しています。センチメントが良くなかったこともあり、マーケットは大荒れになりました。
今回は、それほど地合いが悪くないので、マーケットに大きな影響は出ないと見るのですがどうでしょうか。