黒田バズーカ発動、実験・ギャンブルの指摘も-13年上期・日銀議事録
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注目のコメント
もう10年も経つのか、、というのが正直な印象です。
日銀は透明性の向上に関しては、25年前、本当に真摯に制度を作りました。議事録も、大変な労力をかけて作成されています。
日銀はかねてから、さまざまな非伝統的緩和の手段(もちろん20年以上前から長期金利への介入もマイナス金利も議論はされていました)のそれぞれについて、効果とリスクを巡る議論を重ねてきました。金融政策にご関心をお持ちの方々には、さまざまな解説記事を読む前に、是非議事録をご一読頂ければと思います。物価が必ずしもマネタリーな現象ではないことが確認されました。また、期待されたデフレ脱却経路の内、最も機能不全だったのは、円高是正後も輸出と輸出増強を狙った設備投資が不発だったことです。日本の製造業の多くは震災後、海外シフトを進めましたが、理由は為替(円高警戒)を筆頭に高い人件費(対新興国)、電力の安定供給不安、税制、人口減など多岐にわたります。月並みではありますが、緩和だけでは経済やマインドは動かない点に尽きます。