リテールテック特許、アリババ首位 「流通×IT」日本遅れ
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機器設備レベルだと日本にも良い製品は数多くあります。しかし、自動化倉庫全体や無人店舗全体、物流システム全体というプラットフォーム化では米中が先行している感はあります。大手ECの莫大な利益が研究開発投資を産むのは、GAFAと同じ構造でしょう。これを挽回するのはかなり難しいです。
機器・部品・素材レベルで競争力を維持するのが、一つの生き残りの道です。とはいえ、やはり日本らしいユニークな販売システムにチャレンジして欲しいと願ってしまいます。米国が1位なのは物流がこのビジネスの成否を決めるなどから、大手は社内にIT人材を抱え、投資をしていること。その前提として投資できるだけの営業利益率があるからです。
中国の場合は、人手不足はありませんが、サービスの質はけして良いとはいえません。また、テックを使ったサービスを、リテールの現場、特に、小売で活用しようと思うと、ユーザーの鷹揚さは必要。実際に現地に行ってみると、うまく動かないもの、サービス休止しているものなど、日本のテックと比べるとけして、両手ばなしで褒められるものではありません。
しかし、トータルでみれば、2018年頃のアリババのフーマフレッシュなど、体験としてはかなり面白いもので、国内のスーパーより顧客体験としては、先進的でした。
7/29 同じく日経さんの夕刊に掲載された「フルーツ×エンタメ感で「新鮮」
生搾りジュース目の前で/パイン20秒で自動カット」のパインのカットの機械は当時から使うことができました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73179610Z20C23A7MM0000/
日本は開発環境が整わないのも、技術が離陸しづらい要因ですので、ユーザーも稚拙な実験にもおおらかに見守ることも大切だと思います。| 11年1月〜23年3月までに210カ国・地域で公開された
| リテールテック関連の特許を調査した。有効期限の切れて
| いない特許は約3万8000件あった。
| 企業別の首位は1141件のアリババだった。
ソフトウェアの分野で、特許の要件である「進歩性」を産み出すのは中々大変です。 新規性があっても公知技術の寄せ集めでは特許として認められないし、当業者が容易に思いつかない困難性が求められます。 ただし、公知技術の組合せであっても従来では考えられないような効果が得られる場合は、進歩性が認められることがあります。