文部科学省が生成AI開発、仮説や実験立案 技術流出防ぐ
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注目のコメント
とくに医療や製薬、素材開発、化学など、日本が得意とする分野での研究開発力の向上に向け、国が主導となって推進することは非常に意義のある取組みだと思います。
一方、恐らくそこで課題となるのがデータ連携です。国が保有する各種研究データは当然ながら部分的なものであって、民間企業や研究機関、各地の自治体などに多くのデータが分散しているのが現状です。
とくに民間企業で行われている先進的な研究データが鍵を握る中で、それらを開放することのインセンティブ設計や暗号化と仕組みなども必要になってくるはずです。
生成AIそのものの技術は高度化してはいますが、これらのデータ連携基盤、エコシステムを国が主導となってどう構築していくかが、より越えるべき大きな壁になることが想像されます。確か論文発行数は世界で年間100万のオーダです。平均1万字とすれば10GB。10年分で100GB。医学や材料に限れば、100GBを超えることは無さそうです。
GPT-4はテラバイトレベルのはずですから、このサイズなら独自の大規模言語モデルに直接学習させてしまえば良いでしょう。サッサとやってしまうのが良いかと思います。
問題は著作権でしょう。arXiv.orgでまずは作るのでしょうね。だったら既にありそうな気もしますが。"AI開発"のみに限っていうと、日本は後進国なので、技術流出を防ぐ方法よりもいかに海外の優秀なAI人材を確保していくかの方が優先度高いのでは、、、?と正直個人的には思ってしまいました。
とはいえ、AI技術単体ではなく、"AI x 〇〇〇" という文脈では、和田さんの仰っているように日本が得意とする分野の優位性を保とうとする取り組みは私も意義があるのではないかなと思いました🙂
もちろん分野にもやり方にもよるところではありますが、過剰に技術流出を防ごうとして参入障壁上げすぎると、国の優位性は維持できても、世界全体としてのその分野の発展が遅れる可能性が高くなって、世界に対する貢献度は実質下がりそうなので、バランスが大事そうですね🤔