【猿田彦珈琲】「15秒で心を掴め」最大の競争優位性は接客にあり
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取材を担当しました。もともと猿田彦珈琲監修のコーヒーを愛飲していたこと、大塚さんの経歴を別のインタビューで知っていたことがきっかけで、今回ぜひ話を伺いたい!とお邪魔したのですが、とにかくお話が興味深く。1時間半だったはずのインタビューが、質問が止まらず、結果3時間ほどいただくかたちとなりました(その節は大変ありがとうございました)。泣く泣く記事化の段階で落としたエピソードもたくさんあるのですが、まさに最終話のテーマでもあるホスピタリティを感じた次第です。
第4話でも「大塚さんの根本にあるのは“カウンター精神”」という言及がありましたが、これが取材中まさに通底で感じていたことです。自分たちのプロダクトのコアを信じ、貫きながら、世の中の常識に挑戦していく。恵比寿の一角での創業から、大手企業の協業を経て現在に至るまでのエピソードは、さながらインディーズバンドがスターダムを駆け上がっていくような疾走感がありました。Life Quest 、5日間お付き合いくださり、ありがとうございました。『「おいしいコーヒーをつくりたい」というピュアな気持ちが最高のホスピタリティなのは確かですが、「おいしいコーヒーをつくれたらそれでいい」というのでは怠慢だと思います』
良いプロダクトをつければ売れるはずと思っている起業家もいますが、それも怠慢ですね。コーヒー屋がホスピタリティが競争力の源泉だなんてダサいとか批判もされそうですが、でも顧客に向き合って向き合って、結果として良いコーヒーを届けられているならそれもまた正解ですよね。失敗を「何に意味がないかを理解することができた」と捉えるマインドこそが大塚さんの力強さにつながっているように思います。
猿田彦珈琲の更なる飛躍が楽しみです。
Life Quest 猿田彦珈琲・大塚社長編は本話にて最終話です。
次回のLife Questもぜひご期待ください。