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ニジェールでクーデターの恐れ 警護隊員が大統領を拘束

毎日新聞
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    西アフリカ諸国、マリ、ブルキナファソ、ニジェールあたりは、アル=カーイダとイスラーム国の現地勢力に、国土を大幅に蚕食されつつあります。

    その戦いを支援するとして、米軍やフランス軍が展開していますが、戦況は芳しくありません。
     マリのように、替わってロシアからワグネル社が入ってきている国もあります。

    これらの勢力が入り乱れて、戦乱が続いていますが、終わらない戦闘、破綻する経済、流出する難民、外国からの介入、等々に業を煮やして、各国で軍によるクー・デタも頻発しています。

    今回のニジェールのクー・デタの中心は大統領警護隊ですが、彼らが警護するべき大統領を拘束して、大統領府を占拠しています。
     一方で、大統領寄りの部隊も首都各所に展開しているので、どう決着がつくかまだわかりません。

    (追記)クー・デタ派は臨時統治評議会の発足を宣言しましたが、まだ軍や治安機関、行政機関を掌握したとはいいがたいです。

    ちなみに、ニジェールの主な輸出品目はウランです。ウランの産出量では世界7位です。


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