【激白・川上量生】世界を変えるのは「規格外」の子供たちだ
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N高のように「規格外」の子供たちの似た者どうしが集まって好きなことを出来る学校が、様々なジャンルで展開していくことになれば、もっともっと子供一人一人が好きなことを追求していける、多様で自由な社会になっていくのではないでしょうか。
その一方で、好きなことを追求できる場所に似た者ばかりが集まってきて、結果子供のころから自分にとって最適化された環境に身を置くことは、自分とは全く違う人、嫌いだなと思う人、などとの付き合い方を学ぶ場や、自分とは違う人がいるんだ、と言う感覚を知る機会を失ってしまうことになるのでは、と思いました。私にとって最適化された環境は大学ですが、そのコミュニティにいると、自分の考える「普通」の価値観や、人生の在り方、働き方、などがある程度周りの人と合致するため、人類皆が自分と同じように考えているように勘違いすることがあります。一方で、自分の地元の同級生のことを考えると、それぞれ違う進路を歩んで、違う価値観に基づいて違う生き方をしていることを思いだして、色々あるよな、って思えます。
色んな人がいて、色んな価値観があって、色んな人生があり、そんな多様な人々が集まって社会が出来ていることを感覚的に知ることで、視野や思考の範囲を広げることは、どの時代になっても子供のうちにきちんと学んでおいた方がいいような気がします。
注目のコメント
「こんなことをやりたい」「こうなりたい」という気持ちがあれば
N高の仕組みを利用して必要な情報や知識をえて子どもたちは伸びていくことができると思いますし
学校の教室内で起きている様々なノイズからも自由になれるメリットも大きいと思います。
また、今の学校が保護者への気遣いとそれを気にする教育委員会などの間で非常に窮屈になっているだろうことも想像に難くありません。
しかし、一方で最初の「やりたい」がそもそも生まれていない子にとっては並走して承認してくれる誰かや
ときに軋轢を生みながらも他人と協力して成し遂げる達成感も必要です。
それはやはりオンラインだけでは難しく、物理的に身近である必要があるでしょう。
今学校に行っていない小中学生が25から30人に1人ほどまでに増えていて、学校としても「学校に戻す」ことは限界だと認識しています。
私たちの農園ではフリースペースとして学校に行っていない小中学生を受け入れていますが
教育委員会との連携のうえで、農園に来てくれれば学校の出席扱いにできるようになりました。
昨日は、新しくヤギを飼う予定なのでみんなでヤギ小屋を作っていたのですが
小学校の先生方も様子を見に来てくれました。中学生がリーダーシップをとって小学生に道具の使い方など作業指示も出してくれてかなりいい小屋が出来そうです。
N高のように大きく網をかけて、現在の学校教育に過不足ある部分を修正して、教育そのものの進化を促す取り組みは素晴らしいと思う一方で
地域で子どもたちが安心して大人を頼ったり学んだり、関係性を築きながら社会の一員となっていくような
カルチャー自体も結構弱くなってきているので、それはそれで地道に厚くしていく必要を感じます。同じ経験でも、年代によって、感じ方は違うと思います。
10代の頃は、何をするのも新鮮でした。感受性が強く、自意識も強い年代なので、気分の浮き沈みが激しくて、しんどい面もありましたが、うれしいことも、悲しいことも、今より何十倍も大きかったような気がします。
若いからこそ、物事を大げさに受け止めてしまう面もありますが、プラスに作用すれば、川上さんの言うように「人生を変える出来事」に出会える年代だと思います。
社会に出ると、たとえ失敗しても、挽回したり、諦めずに努力すれば、どうにかなると分かってきます。
今回の取材を通じて、N高の功績は、可能性のある若者たちが、未来を失わずにいられる場所を作ってきたことにあるのだと感じました。個人的な感覚ですが、「教育」分野は大企業の新規事業候補に上がりがちだがなかなか解が見いだしにくいランキングで、「未病・健康」分野と上位を競っている感じがします
edtechという言葉もあり定性的には盛り上がってるので一通り見たことがありますが、いくつか成長している分野もあるものの多くはビジネスとしてはまだまだこれからという印象
その中で革新性と事業性の両立の視点で1番印象的だったのがN高でした
いつの間に2万人以上の生徒を集め、知り合いのお子さんとかでもポツポツ聞くようになってきましたし、目指したという「ネガティブな選択肢ではない、通っていることを恥ずかしいと思わない通信制」ということをしっかりと体現してると感じます
通信制だけでなく校舎を持ち通いも組み合わせるなど、コミュニティ作りなどにも配慮があり、より生徒の自主性が重視される思想になってます