2050年に向けた世界と日本の「水問題」
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世界には水が余分にある国と、水が不足して生存が困難な国があります。
水が不足している国から水が余分にある国へ、人口が移動していくのが合理的な解決です。
具体的には、イラクやエジプト、その他いくつかのアフリカ諸国の人口が、カナダなどへ移動することです。
カナダの水を中東やアフリカ諸国へ持っていって分配する、というのは無理です。
もちろん、カナダといえども2億人もの人口が移動してくれば、激しく抵抗するでしょう。
しかし、この人口移動が実現しなければ、限られた水を奪い合うため、戦争になります。
すでに、
・ナイル川の水を奪い合うエチオピア、スーダン、エジプト
・ユーフラテス川の水を奪い合うトルコ、シリア、イラク
・インダス川の水を奪い合う中国、パキスタン、インド
などがにらみ合っており、上流の国がダムや灌漑で、我先にと水を自国で取ってしまっています。
この結果紛争となれば、結局は難民が水の豊かな国へと移動していくことになります。
「水がないと生きられない…」 資源の奪い合いは石油から水へ
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/03/23/30336.html米国の世界資源研究所(WRI)によると、世界の人口の4分の1が住んでいる17ヵ国では、ウォーターストレスが高い、つまりは水の需要が供給よりも多いと言われています。
そしてこのような地域で水資源を巡った争いが起こることが多く、世界の紛争と水問題は切っても切り離せません。紛争をきっかけにして水関連施設が破壊され、さらに水へのアクセスが困難になる場合もあります。
日本はこういった紛争とは無縁と思われる方も多いと思いますが、水不足の国の水を使った食物を大量に輸入しており、しかもこうして手に入れた食品を大量に廃棄していることから、国際社会に責任を問われる立場でもあります。
一方で、海水淡水化や水再利用などの水技術で日本は国際的な競争力を持っており、貢献できる立場でもあることから、その技術力を活用して世界の水問題の解決に向けた取り組みを進めることは期待されています。環境学専攻の学生です。ヴァーチャルウォーターは多くの講義で取り扱っています、水環境学や環境倫理といった講義では必ず。
無計画な農業、灌漑ももちろん、あとは気候変動によって旱魃が世界各地で頻発するようになりました。水という生活インフラにアクセスできない人は増加する一方で、水へのアクセスができる、またはヴァーチャルでも水を輸入しまくっている先進国との格差は開く一方です。
わかりやすい番組が2年前NHKで報道されていましたので、更なる情報はこちらご覧になったらと思います。
https://www.nhk.or.jp/archives/creative/sp/2030/