暗号資産交換業バイナンスCEO、日本で8月からフルサービス提供へ
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グローバルでは、バイナンスはコインベース、クラーケンを離して首位の座を保つ最も大きい取引所です。
バイナンスの一日の現物の取引量は約50億ドルと、2位のコインベース約8億ドル、3位クラーケンの4億ドルと比較すると圧倒的に多いです。(CoinMarketCap参照)
バイナンスが取り扱う暗号通貨の種類(種類が多ければ多いほど良いという訳ではありませんが)は387と、現在日本で上場しているコインの10倍の数を取り扱っています。
バイナンスは昨年秋にサクラエクスチェンジビットコインを買収し、日本市場に参入しました。今回の記事で書かれている「フルサービス」というのが何を意味するのか不明ですが、日本代表の千野氏が5月に語ったインタビューは参考になりそうです。
https://newspicks.com/news/8491441?block=side-news-similar
千野氏は「今の日本は、政府や規制当局も含めて、Web3やブロックチェーンの経済圏を1つの柱としていく流れが生まれている」との環境認識に立ち、「ステーブルコインは、リアルエコノミーとブロックチェーンエコノミー、バイナンスエコシステムの接着剤のような役割を果たすと考えている。」と述べています。
法定通貨との等価交換を行うステーブルコインは価格のボラティリティを抑え、ブロックチェーンテクノロジーへの繋がりを補助してくれるテクノロジーです。取引所であるバイナンスがステーブルコインを活用してどのようにブロックチェーンテクノロジーを発展させていくのか気になります。
これまで日本は日本発の取引所が殆どであり、外資のコインベースやクラーケンは今年初めに撤退してしまいましたが、バイナンスが日本での事業を本格化させることで、日本のブロックチェーンテクノロジーや暗号資産業界がどのように発展していくか、何が課題となっていくか、引き続き注目したいと思います。暗号資産投資に関して私が認識しているポイント
1.高いボラティリティ・・・分散投資効果を期待するにしても相場の乱高下が激しすぎる。
2.低い流動性・・・いつでも換金できるとは限らない。また、ビッド(投資家からみた売値)とオファー(同、買値)が広く、買った直後から評価損が発生するケースが殆ど。
3.フェアバリューが不在・・・株のPERやPBR、為替のPPP、債券の格付けがなく、投資判断が難しい。
4.セキュリティ問題・・・マウントゴックスは「秘密鍵」を盗まれ、コインチェックは金融庁推奨に反する「ホットウォレット管理」の結果、ハッカー被害に。金融庁の登録事業者リストでは、まだサクラのままですね。
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf