ツイッター、40億-200億ドルの価値喪失も-ブランド名「X」に変更
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今回のニュースは、イーロン・マスクがtwitterを買収の際に掲げていた構想が一つ実現した形になります。
買収後のこれまでの変貌を挙げてみますと、「認証バッジの仕様変更」「TwitterBlueの導入」「Apiの制限」「外部ツールの廃止」などですが、これらは全て旧経営陣が成し遂げられなかったもの。10年以上かけても一切できなかったことを、イーロンはわずか9か月で実現しています。
これらの変化は、見方を変えれば「無料でサービスを享受していた人間の排除」とも言えますが、サービスの展開においては非常に正しい判断です。
これまでのTwitterは、無料ユーザーたちの圧倒的独壇場でした。
だからこそ得られた「環境」もありますが、これにメスを入れたのが何を隠そうイーロンです。多くの“享受者”を「選定」するという作業であり、少なからずの反発がありました。本稿の論調からも伝わってきますね。
「X」となり、いよいよ廃れると叫ばれていますが、本当にそうなるかというと現状では「否」と答えます。客観的事実として、TwitterもといXに代用するサービスがこの九ヶ月においては登場していません。
Twitterが現状圧倒的に優れているのは 即座に「ニュースソース」になりうる「リアルタイム性」につきます。これは「スレッズ」を含めたプラットフォームが有していない特性です。
私は「企業公式Twitter中の人」「メディア記者」「SNS運用アドバイザー」などの経験を有していますが、どの立場においても「いま一番必要なSNSは何か?」と問われたら、企業個人双方の立場で「Twitter」と即座に答えます。
注目のコメント
Twitterの買収価格440億ドルのうち最大200億ドル(2.8兆円)がブランド価値ってあり得る? しかも高値掴みとか価値毀損したとか言われて、流石にそれはそこにいるユーザーの価値が過小評価されてる。MAUは3億人を超えている。ユーザー価値がブランド価値より劣るとは思えない。
他の勝ち組プラットフォームを見ても一人MAU1-2万円の価値はついてる。まぁ、イーロンのやることが愚策だと指摘したい記事かな。今後のサービス改変がうまくいけば、企業価値は高まり、それは新ブランドXの価値がある時突如数兆円あるよ、という話をしそうだけど。
このまま自らが変わらないとイノベーションのジレンマ、古いサービスに成り下がってしまうという危機感もあるのだろう。変化への意思表示と考えれば、ブランド投資という名のキャッシュを使わない先行投資とも言える。『ツイートする』という動詞は、世界中に行き渡った。そしてそれは今後も変わらずX社のものと言って良い。
同時に、他金融サービスに踏み出せるようになるのだから、リブランドの意味はある。