【日本発】世界で売れるのは、美味しい技術だ
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日本の美味しいを武器にして、世界に勝負しようというスタートアップが増えています。そのひとつが、いま価格が高騰していることを追い風にして、卵を使わない卵を販売しているウマミユナイテッド。
シリコンバレーなどにはすでにプラントベースの卵が登場していますが、日本目線からいえば、美味しくない。そして機能性(保水性や食感)が足りない。そこをさまざまな食材を使って、解決することで市場を広げようとしています。
個人的には、裏方にいる開発者が、日本の乳製品メーカーの研究者たちであることに大きな興味をおぼえました。日本メーカーで発酵や酵素といったものを研究している人材たちが、新しいチャレンジをするという道が、さらに広がると面白いようにおもいます。後藤さん、岡さん、この度は素敵な記事に仕上げて頂き、ありがとうございます!
弊社の取り組みはまだまだスタートラインにたったばかりですが、植物性卵というテーマは「エシカル」「アレルギー」の文脈に加え、鳥インフルエンザによる「供給不安」「価格高騰」などの背景から、世界中でニーズが高まっていくと見ています。
乳製品においては牛乳に代わる存在として豆乳やオーツミルク、バターの代わりにマーガリンなどが併用されていますが、卵に関しては代打が存在していません。我々UMAMI UNITEDはとりわけ卵の「機能(保水性や加熱凝固等)」と「味(コク)」に着目をし、普段食べているパンやお菓子の中に使われている卵を、植物性の卵で置き換えられる世界観を目指しています。卵は卵として今後も必要とされ続けると思いますが、有事の際の代替案やアレルギーやエシカルの観点から、新しい選択肢として植物性卵も必要とされる世界がすぐそこまで来ているように感じています。ゆで卵や目玉焼きとして食べるなら本物の卵が良いなと思ってしまいますが、料理の材料として使う卵で、美味しさ・価格・栄養面で優れてさえいれば、「植物性卵」でも問題ないという感覚があります。試食できる場所があったりすると嬉しいですね。