うなぎや寿司を「特殊冷凍」で味落とさず スタートアップが20億円調達
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ここ最近注目され始めている「FaaS(Freezing as a service)※」のアートロックフリーザーは食品の細胞損傷を極小化できうまみを逃さない冷凍庫だそうです。AIスマートフリーズ機能を使えば、熱い料理を入れても最適な冷凍方法に自動調整してくれて、故障等も避けられ、また庫内温度、冷凍時間、風量といった冷凍工程を全自動でサポートしてくれるため、素人でもプロと同じ手順で冷凍できるようになった点も素晴らしいです。
【参考】今回の調達の目的(PRタイムズより)
今回の調達を通じて、特殊冷凍機のノンフロン化やIoT機能、プロフェッショナル人材の採用、国内拠点の立ち上げ、事業拡大や海外進出などを加速してまいります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000042920.html
※FaaSの例「Anker EverFrost Powered Cooler」
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1494669.html「デイブレイク」さんの冷凍技術は、急速かつ均一に冷却することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を極少化できる。そのためうまみ成分が流出しにくくなると書かれています。
コロナ禍で個人の外食店が、お店で冷凍し、自動販売機で販売するという、新しい市場が産まれ、消費者も選択肢が増えました。こういう市場がより活性化することにつながりそうです。
一方で、冷凍技術の専門家に新しい冷凍技術をテーマにお話させて頂いたことがありますが、冷凍より解凍技術の革新が求められていると聞きました。個人でもおいしく解凍する技術も同時に進化してもらえたらと思います。瞬間冷凍・解凍がうまくできると、鮮魚などでも全く味が落ちません。このあたりは、もしかしたら日本の強みなのかなと思います。
デイブレイク プレスリリース：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000042920.html
