Microsoft、法人向け「Bing Chat Enterprise」発表 正式版はユーザー当たり月額5ドルに
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入出力データの保護を武器に、Microsoftが法人の囲い込みに乗り出してきた格好です。
ChatGPTを巡っては入力情報が学習データとして活用されることから、国内でも企業利用を禁止するケースや、外部サイトアクセスの関係から利用ができない企業も多いようです。
こうした懸念を払拭する機能を付加することで、Microsoft Officeの顧客基盤を強みに、一気に攻勢をかけていく模様です。国内スタートアップ企業のいくつかがすでにこうした情報保護を機能としたChatGPTベースのサービスを展開していますが、Microsoftのこの動きによってその競争は厳しいものになっていくのかもしれません。
ChatGPTが登場した2022年11月頃はスタートアップの技術起点の加速度的な動きが目立っていましたが、技術進展が落ち着きを見せつつある今、Microsoft、Google、Metaなどのテックジャイアントが、”ビジネス”という側面でその強さを発揮し始めるフェーズに入ってきたことを感じます。法人向けに、生成AIの単体と連携の2パターン
・単体:Bing Chat Enterprise、月額5ドル
・連携:Microsoft 365 Copilot、月額30ドル
Office製品との連携がMicrosoftの本命ですから、月額30ドルで法人が欲しがる価値になるかどうか。プロンプトに業務データを入れても大丈夫と言うBingチャットです。
今のBingチャットは、検索以外にはあまり役に立たない気もします。GPT-4のように企画立案とかメールドラフト作成等に使えるのでしょうか?
Bing検索は企業内データの検索にも既に使えますが、Bingチャットも使えるようになると良いのですが。