「家電屋」だったソニーが、デジタルカメラでニコン・キヤノンを圧倒するまで
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1 ソニーの真骨頂はデバイス。撮像素子ではもともと有力メーカー。
2 ソニーはミノルタのカメラ事業を受け継いだが、カメラは結局は”プロ”シェアをもってノンプロに売るモデルができないと儲からない。ソニーはキヤノン・ニコンのまで一眼レフでは勝ち上がれなかった。むしろニコンに素子を提供することで実利を得た。
3 アップルなどの有力スマホに撮像素子を提供する(あわせておそらく映像周りの総合提案をする)ことでコンパクトデジカメ市場を駆逐し、一眼カメラをニッチ市場に追いやる戦略が奏功した。
4 一眼カメラではデバイスの処理能力が一定水準になった段階でミラーレスの大型機を投入し若いクリエーター層を取り込んだ。さらにキヤノン・ニコンのレンズを使用できるアダプターを許容することで、キヤノン・ニコンユーザーのセカンドカメラの地位を占めた。
5 その後画素数アップと画像処理の機能アップを経てキヤノン・ニコンからシェアを奪った。キヤノン・ニコンは一眼レフ市場のドル箱を捨て去る決断に時間がかかった(キヤノンは舵を切ると矢継ぎ早にソニー対策を打った)。
6 今後のソニーは、動画・VRとの融合など、新しい映像体験を提供するスマホとミラーレスにシフトするだろう。
7 自社レンズをもっと売る必要がある。ソニーがミラーレスで躍進できたのは、資産と長期的視点がポイントだと思います。
資産(アセット)とは、交換式レンズ資産の取得。2006年コニカミノルタよりαレンズ資産を買収していますが、交換式レンズのアセット(顧客資産でもある)や技術を短期的に獲得することは難しく、一眼レフカメラ産業を日本企業が独占している背景でもあります。
長期的視点とは、ソニーは世界No.1のCMOSセンサーを有しており今後の「眼」の進化が予見されていました。なお、iphoneへの導入は2011年からです。
小型ミラーレスを経て、2013年10月にソニーが満を辞してフルサイズミラーレスを発売。αレンズへの投資も継続しており、優良なレンズを継続的に発表できる体制も整え、本気でこの領域に進む覚悟を示しました。カメラ事業は継続的にレンズが発売されないとプラットフォームとして形骸化していきます。
そして、最後はミラーレスカメラの動画の重要性の高まりです。こちらはソニーは、CMOSセンサーの進化という長期的視点に加えて、ソニーのプロ映像機器向けの圧倒的なシェアというのがあります。いずれ、映像制作の現場でもミラーレスやスマートフォンで動画撮影する時代がくることを予見していました。
この2つは絡み合っていて、長期的な視点があったからこそ、レンズ資産への長期的な投資、会社としてのコミットメントを示すことができた。
いずれにせよ、ソニーのカメラ事業の経営陣は、随分前からCMOSセンサーが核となり、それにより映像関連デバイスがどのように進化していくのか予想できたこと、そして競争力の源泉であるキーデバイスのCMOSと交換レンズ資産を有していたことがポイントかと思います。Sony aシリーズのミラーレスカメラを愛用しています。
一眼レフを本格的に始めようかなと思ってたときは、その時知っていたキャノンとかニコンを検討したのですが、たまたま周りにいたソニーカメラファンに「動画も撮ることになるなら絶対ソニー!オートフォーカスも一番いい!!レンズも安いし!」とおすすめされるがままにソニーのカメラを買いました。
他のカメラブランドは使ったことがないので正直ソニーが他よりいいか分からないのですが、確かにYouTubeとかでも ソニーのカメラ推しのユーチューバーが多く、色々参考になったり、デジタル上ではある種の「SONYカメラユーザーコミュニティ」的なユーザーだからこそある愛着感みたいなのがゆるーくお互いを繋げている気がします。この辺り最初のころのMacユーザーと似てるかもですね。
動画用のカメラも色々なレンジのものがあり、カメラオタク心をそそられます。何より他の方々がソニーのカメラで撮った動画や写真が素敵であればあるほど、やっぱSONYだよなー!!とブランド愛がむくむく育ちます。
SONY、応援してます!!!!!