ノンアル市場の新星 評価額5億ドルのクラフトビール
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成熟した飲料市場でも新興企業が参入して成長していけることはLiquid Deathが証明しましたよね。直近、ゴールドマン・サックスを主幹事証券としてアドバイザリー契約を締結し、24年のIPOを目指すという報道も出てきました。
“murder your thirst” というスローガンが書かれた缶に入ったただの水です。さくっと知りたい方は過去のNewsPicks伝書鳩TVがおすすめです。
テクノロジー「ゼロ」で300%成長、衝撃の飲料マーケティング
https://newspicks.com/news/6834200
2017年設立
2019年販売開始
2021年売上高4500万ドル
2022年売上高1億3000万ドル(22/10時点での売上予想)“ビールを作ってからアルコールを除去すると風味が失われてしまう。”とのことです。そもそも、我々がビールを美味しいと感じる作用の中に、濃度5%のエタノールがどの程度寄与しているのかを誰か研究してくれませんかね。もし寄与が少なく、それを別の成分で代替できるならば、美味しいノンアルコールビールの開発が可能ということになります。
一方、ワインや日本酒のような比較的アルコール度数が高いお酒の場合、エタノールの揮発性が味を醸しています。人間の味覚は舌で感じる味が半分、咀嚼⇒嚥下の過程で鼻腔を抜けてゆく成分の香りが残り半分ですから。従って、美味しいノンアルのワインや日本酒を開発することは、ほぼ不可能ではないかと考えます。
特に先進国において断酒は時代の流れなので、アルコール度数が低い(もしくは入っていない)お酒の開発は重要です。アメリカではまだまだ種類の少ないノンアルビールを色々試しましたが、どれもノンアルだからと味を妥協しなければいけないもの多かったです。
ただAthletic Brewing はそれらとは一線を画しとても美味しい!記事にあるように根本的な製法の違いによるものなのでしょう。LiteからIPAまで品揃えも豊富で、個人的にはRUN WILDというIPAが気に入っています。
欧米の若者を中心にSober Curious(ソバーキュリアス)という「アルコールは飲めるが、あえて飲まない」というライフスタイルを選ぶ人も増えているようです。ノンアル市場が拡大すれば、まだまだ成長する企業だと思います。