秋田県内 広い範囲で浸水被害 秋田駅周辺にも茶色い水
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梅雨末期の大雨は年々東北でも猛威をふるうようになっていて、1時間に30mm以上の激しい雨の回数は約30年で1.9倍に増加しています。雨の降り方が極端になっていることはすでに観測されている事実です。
https://www.data.jma.go.jp/sendai/knowledge/climate/change/leaf/akita_l2022.pdf
今後の大雨対策として防災やインフラ改修を徹底する「適応策」はもちろん必要ですが、温室効果ガスを減らして大雨のリスクを減らすという「緩和策」双方からの対策が求められます。
なお、雄物川は古くから暴れ川として知られていて治水も行っているのですが、近年では2017年にも氾濫しています。
これは気象予報士としての肌感覚ですが、近年被害に繋がるような大雨のエリアが北へ広がっていると思います。報道によれば観測市場1位の雨量を観測しているそうで、7月の平均雨量の1ヶ月〜1.5ヶ月分が1日で降ったとか。
東日本大震災で避難所生活を送ったことがある身としては、水害の怖さを身をもって知っているため、まずは身の安全の確保に努めていただければと願ってやみません。
【参考】
https://tenki.jp/forecaster/y_maki/2023/07/15/24239.html東北でもこれほどの雨量とは。心配です。
先日の九州北部豪雨でも久留米市は観測史上最多雨量を記録しました。
ここ数年は毎年どこかの地域が記録更新している状況。これ以上のスピードで各地のインフラを強化するのは限界があります。
リスクの高い土地に住む人は雨が激しくなる前に避難を徹底させる他ありません。
気象庁のこの50年間の統計でも、「1時間降水量80mm以上、3時間降水量150mm以上、日降水量300mm以上など強度の強い雨は、1980年頃と比較して、おおむね2倍程度に頻度が増加しています」
とのことです。
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html