ARで観戦するエアレース「AIR RACE X」が渋谷を舞台に開催へ
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XRという技術が持つ可能性と現段階での限界、モータースポーツが持つ興奮の規模と限界、二つを掛け合わせたイベントがいよいよ始まります。XRといっても現段階で規模や精度に限りがあり、このスケールでのスポーツでのメイン実装は世界初のはず。
AR技術は日進月歩で進みつつあり、GPSおよび機器内蔵のジャイロ等での位置情報にVPSでの周辺の地物との位置補正を組み合わせることで、スマホのような端末でも相応の精度で視界を振り回せるようになってきました。さらにいわゆるヘッドマウント型のARヘッドセットなら、自分の手や指、眼球の動きなども正確にセンシングし、映像に反映することも可能です。ただし主に広域でのARに使われる前者はまだ精度に、特に大きな振り回しに対して難があり、主に室内で使われる後者はどうしても外部での多人数かつ大規模なイベントへの活用には限界がありました。
その点で、スピードと規模、位置精度や地物のスケールなど、現時点でギリギリ実現可能な絶妙なラインで成立するのがこのARと実際のフライトを組み合わせたAirRaceXになります。
街で感じることのできるスケールとスピード感、室内の特設会場ならではの地物との精度高い連携と圧倒的な立体音場、モータースポーツの一カ所に集まることで生まれる興奮と、それと相反する各チームの本拠地で本番のアタックをイベント化して開催可能という地方分散開催との両立など、これまではF1の都市型グランプリなど一部の特殊例を除いて不可能だった都心型大型モータースポーツの実現に、新しい可能性と参加の選択肢をもたらす画期的な試みです。
僕もNOIZの立場でかかわる中の人でもありますが、急ピッチで進む技術と事業、体験デザインの準備が進めば進むほど、この奇跡的な組み合わせに自分ごとながら驚くばかりです。今年はまだそれでも一度限りの試験開催。来年以降は世界各都市での転戦や、求めに応じて日本の地方都市や特殊な商業施設での開催など、多様な展開が見込まれています。
注目のコメント
リアルの方がいいよ そんな声が聞こえてくる中Airrace Xは大きなチャレンジを行います。世界8カ国でのフライトデータを誤差数センチで記録するセンサーユニットを開発し、そのデータを収集、渋谷の街で再生する こうして開催されるこの大会はコロナ禍のビジネススタイルの変換ににている。出張して対面でないとできなかった会議は各々の拠点で行う作業がネット経由でZOOMなどの会議システムでバーチャルに再生される これはメタバースのなかに作られた渋谷で再生されるものと似ている とすれば 今回の取り組みはグラスをかけると目の前にフォログラムとして椅子に座って現れる次世代会議システムと考えるとわかりやすい
リアルの世界にあたかもそこにいるように表現できるテクノロジーが渋谷でのエアレースというありえないシーンを作り出すことに成功しました。あとはこれを街を上げてたのしむだけ! 横目でしらけてみるのではなくみんなで参加して楽しむ それがこの技術を成功させる重要なファクターであることはまちがいないのでみんなで楽しんでほしいです。