中国、8月から生成AI規制 「政権転覆扇動」を禁止
コメント
選択しているユーザー
4月にパブコメ版出ていた中国Generative AI規制案
が8月から施行とのこと
元ソースを辿ると、主には3つのポイントある模様
①法令遵守:
・Generative AIサービスの提供者は、法律法規を
遵守、ネットワーク安全とデータ安全を保障、
個人情報と知的財産権を保護、公序良俗や国家統一
に害しないコンテンツの作成義務を負う
②登録制:
・サービス提供者は、関連規定に従って国家ネット
情報部門に安全評価とアルゴリズムの登録が必要
③責任者の明記:
・製品インターフェースの目立つ位置にGenerative AI
で作成した旨を表示し、ユーザーの苦情チャンネル
と緊急対処メカニズムを設置する
所感
・パブコメから法施行までの標準(1年?)からして、
4ヶ月はかなりスピーディーな対応と言えるか
・個別具体的な規制というよりは、まず枠組みを用意し
検討進めようとの意味合いが大きそう
・「著作権データによる無許可モデルトレーニング禁止」
(①)や「GenAI由来の明記」(③)等は、欧州でも
議論されている内容に近い?
(一方で国家安全保障に関する概念は勿論、中国なら
ではの要素も存在)
(参考)パブコメを経て規制トーンは少し弱まった模様
・草案の「結果の信頼性とコントローラビリティを保証」
は業界から突っ込まれ、「安全・安定・持続」へ
・「AI産業促進」のための規制案の側面も強調
-公共トレーニングデータPFの創設なども法案で明示
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1771288180995996887
(網信弁の記者問答の文字メモ)
注目のコメント
中国のAI規制が施行されます。
AIは安全性・公正性・プライバシー保護、倫理的利用を確保すること。偽情報や反社会的な行為を促す情報を生成してはならない。AI技術を悪用してはならない。アルゴリズムの透明性を求める。分類や等級付けで規則を定める。リリース前にサイバースペース管理局の監査を受ける。等々。
文言上はすべて欧州のAI規制と整合しています。
一点、異なるのは「中国の社会主義価値観に沿ったものにする必要性」。でも中国では法令順守と同じ。一方、欧州は欧州で独自の価値観に沿っています。難しい問題です。人類の進化の証左である先端技術やイノベーションが進めば進むほど、国家安全の観点からそれらを警戒、規制しようとするのが習近平政権のやり方。中国人民にとって、共産党を敵に回すのは死をイミする。では、共産党が人類を敵に回したとき、何が起こるか。