「パンは2種類しか作らない」「日用品の販売で稼ぐ」で年商3億 “山の上のパン屋”の「健康的な働き方」
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この記事を読んで、去年子どもの読書感想文用に読んだ「捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ」という本を思い出しました。
たしかその本も、同じように長時間労働の実態から、フードロス問題も、働き方問題も解決に向けて奮闘するお話。売れるだけ売るのではなく、必要な分だけ選ばれた素材を使って生産・販売する「持続可能な商売」とは何かを追求していく過程で、自分自身も幸せな働き方を見つけていくという、今の社会問題の要素が盛り込まれたお話でした。
「パン屋はこうあるべきだ」という常識から発想を転換し、どうすれば課題や違和感を解決できるかを考えることの大切さは、全ての業界、仕事に通ずることですね。パンも作る方が「パン職人」と呼ばれるほど、こだわりを持って作ることが社会通念として期待されているような商品だと思います。
職人というと昼夜構わず働く、利益を気にしないで質にこだわる人たち、など無意識のうちに思っている方が少なからずいるのではないでしょうか。
職人はそれこそプロフェッショナルです。弁護士のように知識をベースに助言をする人たちは、材料費こそないものの一時間あたり1万円、3万円など自分の価値を考え、価格設定しています。
記事にある通り、価格設定において、パンでも材料費だけでなくその他費用、特に人件費を適正に入れることが重要です。その人件費には現在の生活費だけでなく、例えば料理学校に行ったならばその費用の一部を回収のために入れていても問題ないと思います。
消費者は正直なので、美味しいものには高くても払う人は払うし、種類が少なくてもそれが美味しければわざわざ買いに行きます。
味に対する自信があったからこそ出来る話なので、パン屋の世界はプロフェッショナルな世界と同じですね。
「パン屋とはこういうもの」だという既成概念を変えて、自分の心身を最も大切にした平田さんのパン、食べてみたいです。平田さん!ようやくこの間の日曜日に「わざわざ」に行けました。カンパーニュとクッキー、スコーンなど買って美味しくいただきました。
辺ぴな場所にお店がありながら(失礼!)、看板も出ていないし、入り口もよく分からない、外見もとても小さいお店、なのにー!車が数台停まっていて、「なんでこんな場所にお客さんが来るんだ?」とかなり驚きました。確かに「わざわざ」来るんだと納得。。。
パン以外の食品や雑貨の品ぞろえだったり、古民家を改装してお店にしている雰囲気も統一した「健康に良さそう、自然志向」という感じが醸し出され、ファンがここまでわざわざ足を運んでもらう理由もなんとなく分かりました。
面白いものも沢山扱っていたので、今度はパン以外のものを買ってみます!