トランスジェンダーの女性用トイレ使用 国の対応は違法 最高裁
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医学的診断や個人の背景が明らかな雇用の場など、犯罪性の無さが明確な場合は労働環境整備の一環ということですね。確かにお腹が痛いときに近場にあるトイレには行けず、遠くまで行かなければいけない、となるのは性に関わらずきついこととは思います。
一方、実際にどこでバランスをとれば正解だったのかは難しく感じます。
性自認が女性で身体が男性な方も、男性の身体と閉ざされた空間にいることに不安を覚える女性も、近くのトイレを使いたい気持ちはあると思います。しかし前者を許可とすれば、実質的に後者にとっては禁止ではないでしょうか。
人同士の折り合いがつかない時は設備で対応するしかありませんがコストがかかりますので、メリットかデメリットが無ければ経営からの積極的姿勢は望めません。現場に個別で考えてと丸投げするのではなく、最低限のガイドライン等をふまえ「こういうふうに近場で用意する余地があった」など具体的に示して欲しいです。
ぜひ、じゃあ扱いが難しいから遠ざけてしまおう、という流れができてしまう前に。
注目のコメント
民間企業にも少ない影響を与えると思われる判断です。
まず、「性自認に基づき社会的生活を営む権利」は法律上保護される。これは結論の異なる地裁も高裁も同様に認めています。これは社会全体で改めて認識を共有すべき。
ただ、そこに制約を加える際にどの範囲までなら正当化されるのかという問題。
この最高裁判決を極めて単純化して、「男が女子トイレに入れるようになる」と論じる方が現れると思いますが、そんな単純な話ではありません。社会はもっと複雑です。
同じ組織の中に、性的マイノリティの方がいらっしゃった場合、その方の職場環境をどう構築すれば、性自認に基づく社会生活が送れるのか。それを一つの組織が一つの個人と向き合い、またその個人と過ごす他のマジョリティとも向き合い、職場のルールを整備していくことが求められているわけです。最高裁が改めて判断を示すという時点で2審の破棄である可能性が高かったので、予想されたとおりの判決です。トランスの当事者は不審者に思われない側のトイレを使います。「男性が女性トイレに入るかも」といったことの責任をトランスの当事者に負わせるのは筋違いです。
今でも小学生の娘と2人で出かけた時に女子トイレにひとりで行かせるのが不安に思う時があるのに、これからはどうやって娘の身の安全を守っていったらいいんだろう
高学年にもなってくると父親と2人で多目的トイレ使うのも変だろうし…
追記
男性が女性トイレに入るかもしれないという話とは別の議論なことは充分承知していますが、男性が女性トイレや女湯に入りやすくなる可能性が高くことについてもしっかり議論して対策して欲しいのです。そういう事件が起きる時は子供が標的になりやすいので…