ホンダが「脱エンジン」で大ナタ、系列は戦々恐々
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請け負い、下請けメインではどうしても発注元の意向次第で自社の経営が左右されてしまいます。
自ら創意工夫して、取引先が欲しがる製品を作るか、消費者に直接リーチする商品を開発しなければ、変化の激しい時代に生き残るのは難しい。
こうした動きは今後さらに強まってくると思います。八千代工業だけでなくショーワ、ケイヒン、日信工業などオートバイで世界を制覇したホンダを象徴する系列企業が次々と離れていく。
ホンダが二輪レースで強かったのは、これら系列企業の技術力があってのもの。モトGPで勝てなくなったのと相前後して系列が離れたのは偶然だろうか。
経済誌は脱ガソリン、EV化の切り口でホンダを取り上げるケースが多い。しかし古くから観ている者には、脱二輪のようにも思える。もちろん台数が捌ける東南アジア向け小型オートバイは今でも押さえているものの、世界のトップブランドを諦めてしまったと思えてなりません。ずっと下請けや系列でやってきた会社にいきなり自立と言っても、長年のやり方から抜け出すのは会社も社員も簡単ではないでしょうね。私の前職もそうでしたが、古く大きなメーカーはトップを含めて「外の世界」を知らない人が多いのでなおさらです。
(追記)
そんな系列や下請けに勤務されていて日経新聞と業界団体と官公庁ぐらいしか「外の世界」とのつながりがないなら相当ヤバいかもしれません。そんな方はまず「外の世界」に目を向けることをお勧めします。簡単な方法なら例えば自分の専門分野+得意分野や好きな分野にGoogleのアラートを設定する、メルマガを探す、YouTubeの動画チャンネルを視聴する、あるいはChatGPTにキャリア相談するのもよいかもしれません。また人材エージェントに登録してみると、現状の転職事情も教えてもらえます。