「農業は儲からない」を覆す、元消防士が目指す「カッコいい農業」
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注目のコメント
話題作り大事ですね。
ただし「かっこいい農業」を目指すという若いイメージのスタートアップからもはや「若手」を名乗れなくなるまでは10年ぐらいなので、その間でどのようなブランディングをしていくのか。
本当に儲かる商品は決して目立たず、知らず知らずのうちに多くの人が日常使いしているようなものだと思います。
農業はやるべきことをやって、一定規模の生産をしていれば決して生活が成り立たないレベルで「儲からない」仕事ではありません。
土地も何もない新規就農者であってもリスクをとって挑戦し、助成金も活用していけばなんとかなる。
東京都でも新規就農して継続している知人がたくさんいます。
農家=弱者 イメージはそろそろ脱却したいところですが
実際のところ「苦しい業界」と見せておいた方が社会的な支援を受けやすい面もあって、そのあたりはなんともさじ加減が難しいところです。”会社設立3年目で売り上げ1億円を達成。石井食品と協同開発の「京都舞コーンスープ」は1分間で500袋を記録するほどの人気に”
京都府南部の久世郡久御山町(人口14,926人)で農家の四代目として生まれた村田翔一さんの記事。
10年間の消防士でのキャリアの後に農業経営へ。
記事中で、”誰かに強いられたわけではない。「やりたいからやっている」” ”「仕事を仕事だと思っていないところがありまして、子どもの頃から好きだったことの延長がずっと続いているような感じもします」”という思いが、若い仲間や企業との連携につながっていると感じました。
農林水産省の農業所得に関する報告(令和2年 農業経営体の経営収支)では、全農業経営体は123.3万円、個人経営体では117.5万円、法人経営体では323.4万円。私の実家もレタス農家ですが郵便局勤務との兼業農家でした。また小学生の頃は「農家の息子はカッコ悪い」と思っていました。人口2万人に満たない地域でも、農家が稼げてカッコいいと子どもたちが思ってくれる事例になることを期待します。日本は人口減でも世界には80億もいて、当面はまだ増加が続きます。そして人がいる限り食は不滅で、また日本には和牛以外にもお酒やお米や卵など、世界で評価が高まっているものが多くあります。日本では農業自体が要介護の老人のような扱いを受けがちですが、この記事のようにブランド化を含めた経営次第では、かなり伸ばせる余地もあるように思えます。
ただ田舎や農協は変化より現状維持での衰退を好み、変えようとする人の足を引っ張る存在も大きそうですね…