ピラミッドの「未知の空間」を素粒子物理学者が発見した
コメント
注目のコメント
有名なクフ王のピラミッドで未知の空間を複数発見した、というだけでもインパクトのある研究成果ですが、目に見えない宇宙線を利用した「透視」によって成し遂げたと知り、さらに興味をそそられました。
宇宙線の検出装置である「原子核乾板」の仕組みは記事を読んでいただくとして、個人的には、装置を置くだけで観測ができる点と、電源が不要だからこそピラミッドでも使えるという点が印象的でした。最先端でありながら、どこかアナログさも感じられます。取材・構成を担当しました。
考古学×素粒子物理学の異色の組み合わせが、大発見につながったというお話です。とてもロマンを感じました。
宇宙線の検出装置には、写真フィルムの技術が使われています。高い精度で宇宙線の軌跡を検出できるのだそうです。
私たちが使うカメラはデジタルに置き換わり、フィルムメーカーはフィルム開発をやめてしまいました。しかし、フィルムの技術は素粒子物理学の世界で生かされ、大発見を生んでいます。デジタル化すればいいというわけではない、という好例です。年末年始、エジプトに旅行しました。まさにこの研究で使われているNagoya Universityと書いてある板(?)をピラミッドな中で見たときは感動した。河江先生のYouTubeで事前に見ていたのですが、実物を自分の目でみるのは、やはりちがう。ここで日本の大学の研究が生きているのかと思うと感慨深い。そして古代エジプト研究が極めてマルチディシプリナリーであることも。日本は良い意味で、異様なエジプト好き。「王家の紋章」といった漫画など、日常のなかにエジプトの要素が散見される。池袋のオリエント博物館のセミナーにも有料で参加する人が結構いるし、河江先生のYouTubeのメンバーシップの参加者も結構いる。お金を払ってもエジプト文化を知りたい、親しみたいという人たちが一定数いることの証左。
エジプトはぜひ行ってみて下さい。