仏暴動で2300人超逮捕=少年射殺、4夜連続の抗議
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間一髪、日本に帰国しました。
これでなくても普段のパリは混沌としているし、治安の悪さも目立ちます。
北の方はもはや観光客が行くような場所ではないし、公共の交通機関は盗人だらけで気が抜けません。
全員とは言いませんが、個人主義を通り越して無責任な働き手が多いので、日本人が享受できている普通の生活は向こうでは成り立ちません。
抗議に乗じた略奪はBLMの時のアメリカでもありましたが、暴動を起こす人の道徳概念など、もはや皆無に等しいです。
移民の受け入れがこれらの原因かどうかは考察の余地ありそうですが、我が国はこんな風になって欲しくないなと心から思います。
注目のコメント
私が暮らすのはパリ郊外でも比較的治安のよい地域ですが、それでも夜中の1時過ぎにパンパンという破裂音が外から聞こえてきて、外を見るとパトカーのサイレン音とともに打ち上げ花火が上がるのが(今回の行動でも多用されています)見えます。
フランスにJRというフォトアーティストがいるのですが、現在は国際的にも著名な彼が初めてメディアに取り上げられたのが2004年に始めたPortrait of a Generationというストリートアートです。
https://www.jr-art.net/projects/portrait-of-a-generation
「メディアは火炎瓶を投げ警官や消防士を攻撃し略奪を働く子供たちを描き、状況の改善に何も為すことの無かった政治家たちは連日放送に登場し移民や教育やサッカーといったバズワードでお茶を濁していた」という当時の状況の解説は現在の状況の引き写しになっています。
しかしアフリカからの移民の第二世代で、そのような暴動の起こるパリ郊外に育った彼にとって、そこに暮らす人たちは隣人であり友人でありそれぞれの人生を送ろうとする普通の人。
メディアが地区の人々を望遠レンズで遠くから撮影するのに対して、JRは28mmのレンズを持ち込み、同じ人々に暴徒といったメディアで報じられるカリカチュアを顔で演じてもらい至近距離から接写します。
そうして撮影した顔写真を印刷したポスターを、その地区や「ボボ」と呼ばれるハイソなパリの地区に無許可で貼りだしていったのです。地区の住民を集団として捉えるメディアのステレオタイプを排し、個々人の顔を見て、彼らとは何なのか考えさせる。
誰もが行き交う公共空間を展示空間、地域の住民を被写体とする事で、アートに興味のない人も否応が無く作品に対峙させ、自らの社会の一部として認識させることで議論を触発する。
彼の写真が貼り出された郊外の地区のまさにそこで2005年の大暴動が起きたことでメディアに捉えられアートシーンを駆け上ることになった彼ですが、その方法論は今も変わっていません。フランス各地(しかし、アフリカからの移民の割合が多い地域に限られます)で、警察署が夜間に火炎瓶などで焼き打ちされることが多いですが、自治体庁舎が全焼したパリ郊外のペルサンにしても、警察署と合わせて焼き打ちされています。
https://twitter.com/TF1Info/status/1675103038799839232
日常的に警察に不満を持っているから、というのが直接の動機でしょうが、様々な犯罪、たとえば麻薬、たとえば自動車泥棒などを行ううえで主な障害が警察だから、というのもあります。
暴動のきっかけとなった、17歳の少年も、ポーランドナンバーのメルセデスAMG(600万円くらい)を仲間2人と共に運転していたところを警察に止められ、警察を轢いて、逃げようとしたところを撃たれました。
アフリカ出身の移民たちは、ゆるやかなものですが、こういった犯罪を行うグループを中心に組織化されています。
彼らは、こういう機会があると、用意していた花火や火炎瓶を大量に持ち出してくるし、攻撃目標を的確に定め、略奪します(たとえば警察署にある銃器やガソリンを積んだタンクローリーなど)。
暴動はこういった組織の影響力を強め、こういった組織がアフリカ系の移民たちが自分たちの空間を奪取していく抗争を主導していくでしょう。