「そうだ 京都、行こう。」の世界観はなぜブレないのか…コピーライターが設定している"明確な対象者"
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実際の広告のターゲットは「高校生」ではもちろんないんですけど、ここでコピーライターが設定したのは、トーンとマナー。
普通の広告はそれこそ、小学生にもわかるように作りますが、ここで高校生と設定した意味と言うのは「少し咀嚼しがいのある情報が欲しい人」ということなんだと思います。
そういう「高校生の姪」と言うプロンプトを発明したのこそが、まさにセンスのなせる技。旅人が姪に書いた手紙を周りの人が見ているから「羨ましい、私も行ってみたい」と思うんですね
"担当したコピーライターの太田恵美さんによれば、このシリーズのこうしたコピーは、「東京から京都を訪れたひとりの旅人が、東京にいる高校生の姪に書いた手紙」をイメージしながら書かれている、とのこと。"文章だけでなく、商品もそうだけど、必ず想定する「ターゲット」と「シーン」がある。
なぜなら文章も商品も、誰かに届けるものだから。
さらに言うと商品においては「バリュー(価値)」。
誰かに対して、何を価値として届けるのか。それがないと、手にとってももらえない。